« November 2022 | Main | January 2023 »

『本好きの下剋上』ネタバレ感想 疑問編

下記はちょっとした疑問編です。

■黒いお守りを付ける時にジル様が「お前は男から装身具を貰ったことがないのか?」と幼女のマインに言うのだけど、これは中身が成人女性の記憶を持つと知ってるわけなので「麗乃」の記憶も含めてつい言ってるのかな~~?
マインは「髪飾りを付けてもらったことくらいはありますよ」とか言ってるんですけども(ベンノさんにだね!)
それともユルゲンでは幼女の年齢でも装身具を貰うのか?けっこう早い年齢で結婚もするしね…
日本でも昔は今より寿命も短かったから結婚も早かった…ということは10代以下でも求愛はあるか…

■ロゼマを他領に出すわけにはいかないと結婚相手を考えた際に、ジル様が真っ先に挙げたのがフェ様で、それをマインは平民出身である娘を自分の実子の嫁には考えないと解釈していたけど、どっちかというとフェ様がマインを気に入っていることを割と早い段階からカルステッドとジルヴェスターは気づいていたので、魔力の釣り合いからもいいのでは?と真っ先に思ってもおかしくない。
平民の娘云々の差別意識はジル様には低い気がするのだがどうなのだろう。
ジル様はロゼマがグルを手に入れて王族に取り込まれそうになった時も、そんな重い責任を背負いこむのはおかしいのだ、と非常にお怒りになっていたから、平民なのにということではない気が。。。
自分の義弟が最初からすごく気に入っていて(転生してきた中身も含めて)相性も良さそうな娘という認識があった気が。
ただ、フェ様に「そんなことをしたら領主の座が実子にいかない」可能性を言われ、愛するフロレンツィアがどれだけ辛い立場になるかと考えたからすぐ二人の縁組は引っ込めた…という感じが…。

フェ様もアーレンが手中に入ったことでエーレンフェストの利を損なわずに自分の幸福を追求できることになったので全力を尽くすわけで。
ここで前にお魚を食べる時に「アーレンスバッハが欲しくなりました」というロゼマのとんでもセリフがフラグになってて、後で見事に回収されるのも面白かった~~。あのセリフがここで!と思いましたものw(フェ様もプレゼンに使ってた)。


|

『本好きの下剋上』ネタバレ感想 3

いやもう、どんだけネタバレ感想を書くのか。
WEB版完結して長いので、感想はすごく上がってるのですでに書かれてるネタも多分多いと思うのだけど
自分が気が付いたことを整理しておきたいーというのが、頼まれなくても感想を書いてしまう人間のサガというものでしょう。
ともかく伏線がすごい。ここであの時のあれを回収してるのか!というのが面白すぎる。
あと、ちょっと申し訳ない比較だけど、文学賞とかの作品と違って重すぎない。
一時期読み続けた文学作品は社会問題が必ず重く重く入っていて、読んでいてしんどかった。
正直、重い話は現実に溢れまくっていてニュースの方がフィクション超えるくらい陰惨、、、
物語世界にはもう少し救いが欲しい。
その点、いろいろ重い現実社会のアナロジーが入りながらもともかく主人公視点が物語を重くしすぎない。
闇を呑むのがフェ様であったりハルハルであったり、別のキャラだからというのもあるけども。

アニメとCDドラマで微妙に原作と違うのだけど、最初に出版社から「異なるところが出てきても大丈夫か」と作者さんは聞かれたそうだ。
オkされたから色々展開されてるわけで、その鷹揚さが好ましい。
アニメで気が付いた違いでは、ロゼマの祝福がジルカルにもいってるように見えるところ。
原作だとフェ様には祝福があったけどジルにはなかったので(なかったということは光は2人を避けた筈なのだ)、
羨んだジルがネチネチとフェ様に絡むという話があったので、そこはだいぶ違うなーと思った。
あと、夢の世界でアニメでは実母に逆縁の親不孝を謝る前に同調を切られているが、原作では出された食事を食べ、感謝を伝えている。
ここの場面は後で重要になるのだけどもアニメがそこに辿り着くのはだいぶ先だろうしやるとしても触れなくてもどうにかなる。

前にも書いたがエーファ視点で語られたギュンターの求婚の言葉ややったことが(フラグ)、後になってロゼマのやったり言った言葉と被る。
如何に2人が似てるかということでもあるけど、このフラグの回収が二段階のように、さらにフェ様のロゼマへの求婚の言葉に繋がっていく。
騎士物語に憧れて街を守る為に、士長に直談判して兵士になり、夢を笑わなかったエーファに求婚したギュンターは実際に街を守った。
そして、本当の騎士であるフェ様が本物の魔石を捧げる。
出来ない約束はしないと言うフェ様が送った言葉が、1段階のロゼマの言葉を経て奇しくもエーファがギュンターから貰った言葉と同じになるというこの回収ぶりが凄い。
アーレンドナドナが無ければフェ様は自分の望みに蓋をしていただろう。
読んでて辛かったけどもこの不幸がなければこの幸福もなかったという、人生万事塞翁が馬、みたいなことは現実にもある。

神の恵みは平等だという神殿に、褒美はそうではない、働かざる者食うべからずだという概念を持ち込んだロゼマ。
事実、神々からのご加護も、祈りの量、奉納された魔力量に関わっていた。
神々のやりとりは贔屓もあれば、逆もある人間臭いものだ。
多くの神話にあるように、そもそも神々は自分達に似せて人を造ったので当然かもしれない。
神事を蔑ろにし魔力が失われつつある世界で祈りまくるロゼマが神々の目に留まり、お気に入りになるのも宜なるかな。
マインは身食いで苦しむ際に日本の世界(本須麗乃の世界)を夢見ていたというのが本編にあった。
その交信作用が麗乃が死んだ際に、そして死にかけているマインの魂の元に召還したのか、
そこにもやはり神々の采配があったのだろう…という匂わせが本編中にもあるが、
私はその神がメスティオノーラなのかなと思っていたけど、いや時の女神の力か…という気がしてきた。
メ様があまりにフェ様を嫌っているのでw
召還してフェ様を救わせる采配はメ様にはないな、と…。
メ様は召還された麗乃=ロゼマが知をこよなく愛する娘で、自分への感謝の祈りが目立つことから「お気に入り」登録したのだよなー。
ふぁんぶによる公式の解答に、ご加護はイイねやお気に入りが溜まった感じに近い?うん確かに近いというのがあったので、この辺りもやっぱ現代のネット世界観。

不穏な動きがあって神殿に籠ることになった青色巫女になった当時のマインに、兵士の父が神官長にはなんでもちゃんと連絡しておけ(ほうれんそう!)と言っていた「上司との連絡がうまくいっていないと碌なことにならんからな」このセリフ(135)もフラグで、ギュンターが連絡を回していたのになぜか肝心のその門で連絡が引継ぎされず、マインが攫われるきっかけになってしまった。
なんの行き違いがあったのか?と思っていたのだけど、それが後に兵士見習い視点SSで、実は単なる行き違いではなく士長による故意だったと分かる。士長は自分が知らない情報を部下のギュンターが持ってくることに嫉妬していて、それでわざと伝えなかったのだ。
これはSS読むまでまったく汲み取れてなかった。
でも現実にこういうのある。
組織では上から下に話が流れないと、それを乱す人間に妬み嫉みが向かう。
実際に私もそういう思いをしたことは何度もあるのでよく分かる話だった。
ではどうすればその妬みを避けられたか?と考えても、この時はまだ騎士と平民の門番との繋ぎ役になるダームエルがまだそういう位置にはいなかったし、少しでも速く情報を回すにはギュンター自身が連絡役になるのが適役だった。
まさかそんな上司の嫉妬がそれを阻害するとは思いもよらなかっただろう。
結果として上司は士長を下ろされるが、そんなことはマインと家族が引き離されたことに比べれば、、、。

あと読んでて本当に現代の小説だなあと思うのは、イメージがコンピュータが普及した世界観ならではなのだ。
転生してマインの記憶が流れ込んでくるのは、まさにインストールとかダウンロードだし、
女神の知識が流れ込むのもデータダウンロードのイメージ。
魔力の認識がライセンスとかアカウントとかのイメージで、魔力がほぼ同じ色だったフェ様とロゼマが同じアカウントというかライセンスというかに認識されたというような感じであるw 
祠巡り、祈り(魔力奉納)の量や本人の資質の確認がライセンス取得。

ロゼマのグルの形状は紙本でなくタブレットで、コピー機はイメージできなくてもデータはコピペ出来るのも現代ならでは。
さすが、WEBでずっと連載されてた作家さんならではだと思う。

直近で公式から落とされた呟きで知ったが、ダンケルアウブが渡した銀の剣、ホントは持ち出し不可扱いにフェ様がした分だったらしい。
私は闘いの途中でランツェナもしくは王宮制圧中に敵から奪った武器なのかと思っていたので、そんなところまでちゃんと裏があったのかと感心しきり。
レオノは強い上に知的で良いなあ!クール。

|

『本好きの下剋上31』ネタバレ感想2

公式がフェ様の悪辣さをより細かく書いたことを心配されてたのですが、私にとってはフェ様、悪辣さというより先手先手の頭の回転の速さと打つ手の確かさ,最優先事項の見極め,あらゆる人を有効に使う有能さを改めて知ったので書き下ろし大歓迎でした。
それでも結構ギリギリだったので緊迫感あった〜。

中央神殿での神官たちへの排除の仕方は、エク兄が容赦ないのでどこまで命があったか心配にはなるけど、殺すまではいってないといいなと;;(まあエク兄は殺すことに躊躇いないからな、、、もし、一撃で殺してなくてもその後手当が間に合ったかどうかは、、)
が、もしメダルの廃棄が間に合わずジェルが王になったらどれだけの死人が出るかと思えば。
そしてそこまで容赦ないのにそうした闇の部分を一切ロゼマには見せないというフェ様が愛しいv

最初の転移陣で貴族院の中央棟の立ち入り禁止エリアの室内でロゼマが質問したらフェ様が「前に来たことある」と言ったのは、フェ様は在学中にグルを入手した際正規ルートで帰らず、転移を繰り返して戻ったという記述があったからその時ですね、多分。
(ロゼマが行方不明になって再度行った時もそういう帰り方をしている記述がある)

女神の降臨の後に意識の戻らないロゼマの手に握らせていたのはフェ様、ご自分のシュタープかな。
魔力を通して呼びかければ良いと言われて、ロゼマが目覚めたらフェ様が手の中にあったものをすぐ消したとあるのだけど、より効率よく魔力を通すならシュタープだから。
私らの感覚だと直接手の方が良さそうなのだけど。何かを消したというのは…
ロゼマにとって本より大事なモノの中に自分が入っているかどうか、入っていなくても下町の家族やルッツより自分が大事に思われてるとはこの時は多分思ってないと思う(なんせ自己評価低い;)のだけど、記憶から消されていても消されていなくてもやっぱり凄く辛いのは辛い。
ロゼマがどれだけ家族を大事に思っているか知っているからそれを失わせるわけにはいかない。
後で出てくる、記憶をなんとか取り戻させようとするフェ様が必死だったのもむべなるかな。
ホントにどんだけ健気か。。。ほろり。。。

ジェルのメダルを廃棄して自分の勝利を確信した際にフェ様が挙げていった順番は敵が勝利した際に向こうに落ちる難易度の順ではなかろうか。アーレンの礎を染めさせるのはすぐできるから真っ先に上がる。
フェ様は最後までどうにか手段を尽くす筈だから…自分の死が最後に来る。自分の死は価値として最後でいいという考え方もある。

アナ王子はジギよりは随分マシだけど、根っからの王子様なのね〜とは思った。ハルハルがいい笑顔でイマヌエルを痛めつけている様子を見ていられないというあたり、、。脅されながらもしかしよく働いた。
妻子を守るためなら何でもやるのは偉い。ジギは自分で動く気ゼロだからなー。

今回の書き下ろしはみんななんだかんだ言っても良き夫婦関係なのね~と思えて良かったですよ~~。
ロゼマとフェ様が共闘する息ぴったりな感じもその一環w

それにしても完結巻まであと一冊と思っていたら来年冬まであと二冊なのだった。
来年もまだまだこの熱が続く…!楽しさと待つ辛さと両方~~。

|

『本好きの下剋上31巻』ネタバレ感想

遅れて沼にハマったので新刊が出てすぐ感想をあげるのは初めてかも~。
世の中に感想が吹き荒れてるので、そんなに拾われもしないと思うので気楽に書き込みします。
ネタバレしかありませんので未読の方は下記読まないでください。

すでにWEB版で本編完結まで読んでいるので、書き下ろしの部分と加筆の部分でいろいろ新たに分かるところが面白いデス。
フェ様が女神たちにえらい嫌われてるのが後の方でまた出てくるのだけど、
今回の書き下ろしでさらに分かったのがメ様にすごい意地悪をされてしまうフェ、だったのだな。
「本より大事なモノの記憶を失う」ロゼマにフェ様は自分の記憶が残っていたとしたら喜べるのか、残っていなかった場合ロゼマにどんな対応されるのか、どっちに転んでも辛い立場に置かれる、、、、
フェ様はこの段階まででも既に無礼街道まっしぐらってだけじゃなく、メ様にとって大事なじじ様に酷い対応しかしてないからしょうがないのだろうけども、本来はメ様に気に入られて贔屓されてるはずのロゼマがそのしわ寄せ食ってる、、、酷い。

ダンケル・アウブの奥様ジ様が素敵なのは今まででもちらちら出ていたけども、今回書き下ろしのトラ様第三夫人のマ様のかっこよさよ!
ダンケル女傑、頼もしいだけでなく、頭もキレキレ!
もしこの人がラオブの裏切りにあの時点で気づかなかったら王宮の制圧まで時間掛かったと思うし。
その後の兄妹の共闘も良かった。
トラ様がトルークでラオブに操作されていたというのは、WEB版にあった「ヴァッシェンで溺れ死ぬかと思った」というセリフがあったから、よほどラオに使われていたのだなとは思っていたので驚きはなかったけども。
ヒルの側近達にもラオブは使っていたのだろうし、、、、
夫と息子、二人がラオの裏切りによって背負わされた罪を思うと、マ様自身がラオブを刺せて捕縛出来たのは少しでも良かった。。。

読むの怖いなーと思ってたD嬢の書き下ろしは彼女がどんだけお花畑の人だったのかという、、姉にまで適当に騙されていたようなもので(姉は妹を騙してるつもりもなかっただろう、単に真実を指摘しないだけで、どうせ言ったって聞かないし)、周囲に適当にあやされていただけだった。思った以上の気の毒ぶりだったけど、本人は楽して浮かれていただけで何も考えていないし努力もしてない、単に愚かさゆえ、としか。教育大事。自分の頭で考えること大事。

イマヌエルの気味悪さは想像通りだったけども、メダルの廃棄にアナ王子引っ張り出して、時間的にけっこうぎりぎりの線だったのが緊迫感あって。本当に危ないところだったのだな…。
それにしても幾重にも先手を打つフェ様の有能さよ…さすがディッターの魔王。
ダンケル・アウブが敵に回したくないと思うほど、ってのが凄いよ!

|

『本好きの下剋上』ネタバレ感想 2

もうすぐ本編の完結巻(*12/10付記*完結巻は来年で今回のはその2つ前でした!なんと完結は来年冬!書き下ろしがいっぱい入るのは嬉しいけど一年!!)が出るので楽しみで仕方ありません。
新刊には視点の違う書き下ろしが入るのですが、ディートリンデ視点は若干読むのが怖いようなw
母親には関心をもたれずほぼ放置で教育が足らず(貴族院卒業もどうやら下駄を履かせてもらって卒業したという愚かさ)
まったく期待されずに育っていたのに次期領主(中継ぎだけど)やら、王候補やらと祭り上げられ、浮かれてしまった可哀そうな娘、、、
諫めてくれる忠臣は自ら切ってしまい、耳に痛い言葉は入れず我儘放題でみっともないのをそのままいいように扱う人ばかりを周りに侍らせる。
我儘で無能な二世三世にはありがちな状況かもしれません…そして甘い汁を吸いたい人間の傀儡となる…

CDドラマを聴いていたらフェル様視点のロゼマへの選択の場面。
研究所を君の図書館の隣に造りたいという意味を汲まないロゼマ。
賢いのに男女の機微に疎く、フェル様が自分に懸想などするはずないという思い込みがあるから尚更まったく真意に気づかない。
心底憎まれているのに自分を溺愛していると思い込んでいるディートリンデと真逆の迂闊さが愛らしいw
言質さえ取れればいいというフェル様のプレゼンテーションの見事さよ~~。
皆の前で「研究所を造ってフェルディナンド様を幸せにします!」というロゼマのセリフにぶはっと吹くジルベスターとカルステッドが面白い。

カルステッドといえば、エックハルトのヴィルフリートの護衛騎士になるのを止めた(エク兄は護衛騎士になったらヴェローニカ暗殺に間違いなく動く)というグッジョブが原作者のツイートで判明して高評価になっていますが、ドラマCDの特典SSのエルヴィーラとのやりとりを読むとさらに爆上がりします。
エルヴィーラお母様は知性的で有能でロゼマにも愛情深く非常に良いキャラですが、フェルディナンドを連座から救ったことをロゼマに隠し部屋で褒め、中央に向かうことになる娘を心配する母の本音を聞かせます。そのシーンも非常に名場面なのですが、その裏に実はカルステッドが妻であるエルヴィーラにロゼマに時には自分の本音を伝えた方がいいとアドバイスしたというのが出てくるのですね~~。
貴族は本音や感情をめったに見せない。隠し部屋というプライベートな空間だけ許されるとして表では絶対に見せない涙や本音を語る血のつながらない、しかもロゼマを平民の娘と知りつつ深い愛情を見せる母の姿が心を打ちます。
ゲオルギーネ、ヴェローニカ、それぞれ毒親だがそもそもヴェローニカの母親であるガブリエーレが大領地を笠に着て嫁入りし、嫁入り先の立場にまったく忖度せずふるまいを変えなかったという我儘で愚かな女性だったというのが大本なのでは。

…などなど特典SSなど読むとまた分かることが増えていろいろ考えさせられるので、この長い物語は沼が深くなっていくのですねえ。

それで、私、これはもしやキャラ萌え?と思っていたのだけど、物語の読み始めからいずれはどうにかこの二人が結ばれるはずよねえ~と読んでいて、アーレンドナドナを経てようやく二人の関係性が変わってから沼が深まったので、やっぱり私は関係性萌えなのだなと改めて思いました。
フェルディナンド萌えなのではなく、フェルマイ萌えなのですね。
ここに至って「よく考えたらダームエルのためではなくフェルディナンド様の為だった」と気づくエックハルトみたいに、基本はそこ!みたいな気づきになってしまった;

フェル様が虐待を受けて育ってその結果として魔力が増大したという設定などは坂田先生のヴァルカナルにもけっこう共通してて、私のツボはやはりここにあったか!とも思い、改めてツヴァスとヴァルカナルの「のちの物語」が読みたいよ~~~としくしくしています。
二人がふつうにいちゃいちゃ暮らしてる様子が読みたいなーー。(あれ、話が坂田作品にずれたw)

|

« November 2022 | Main | January 2023 »