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『本好きの下剋上』ネタバレ感想6

3月末だったかツイッターでアカウントを独立させて「本好きの下剋上」に特化した当初、元々のフォロワーさんでそっちもフォローしてくださったのはわずかに4人!
改めて、コミック関係多アカウントのフォロワーさんとは全く層が違うのに、しょっちゅう書き込んで悪かった!ってなりましたw
別アカで呟き始めたものの、フォロワーさんが少ないから気楽といえば気楽。さみしいといえばさみしいw
ただ最初にすぐフォローしてくださった本好きファンの方がいたので、ちょっと心強かったです。ホントに感謝してます。
その方の関係でちょっとずつ増えてその内に同じような楽しみ方をする方と相互になったりして、やりとりがとても楽しくなりました。
(それにしても最初10人くらいのフォローしかないのに表示が100くらい行った時もある謎;
これは結局勝手に「おすすめ」に入っているというツイッター民がよく零すアレではないのか、、
私の書き込みどこぞに迷惑かけてるのか、、と思うことも多かった;まあ自分にはどうしようもないのですが;)

今回の感想は、そうした本好きファンとのやり取りの中で、今まで自分が思っていなかった視点の指摘を受けての感想も入れてみます。
鋭い方も多くて目ウロコになることもあって、そこがまた本当に楽しく良いのです!

■自由の獲得という視点■
救いに来たロゼマの「好きな本を読んだり探してうろうろしたり、好きな人たちと美味しいご飯を食べたり、そういうことがしたいのです」(大意)という言葉に、フェはどれだけ衝撃を受けただろうか(中略)自由の獲得というのは本好きの裏テーマではなかろうか、というご指摘がありました。をを!鋭いなあ~~いいなあ~~と共感しました。

そもそもマインが神殿に取り込まれそうになった時に、「自分の思うように生きられなかったら意味がないでしょう?」というマインの言葉に、フェは非常な衝撃を受け、自らの生を鑑みてそっと目を伏せています。しかもマインの両親もその考え方なのです。
彼は大事なものが手に入らない諦め続けた人生を送っていたので。
自分にはできない生き方、考え方のあまりの違いに受けた最初の衝撃です。ここは前の感想でも書きました。

現代日本人には(現実はままならないこともあるとはいえ)職業選択の自由、表現の自由、宗教の自由などなど様々な自由が法律で守られています。恋愛も結婚も成人となれば自由です。
ただ、日本でもこれは実は近代に入ってからです。ごく近い昔は親が決める結婚が普通であったし、職業も表現も自由でなかった時代もあります。
自由な時代・国に生まれ親に大事にされて育った麗乃はマインとなってユルゲンに様々な意識を持ち込みますが、この「自由」もその一つだったのだなとその方の呟きで再確認しました。
が、よく考えると、そんな中でマインの父親であるギュンターは騎士物語に憧れ門の士長に直談判し門番になったし、そこで一目惚れしたエーファの愛も勝ち得ています。すごく異色な人。
また、マインがベンノと知り合うきっかけを作ったギュンターの部下で元旅商人のオットーも商人の道を捨てベンノの妹コリンナの愛を獲得しています。こちらも街で語り草にされている異色な人。
ベンノというのがまた、非常に先見性のある実業家で、マインの異色さ特異さを飲み込んで、かつ、支え続けます。
マインがユルゲンに留まることが出来た碇のような存在、ルッツもまた異色ですが、マインの価値観意識のお陰で貧民街の大工の息子でありながら商人になるという道を獲得します。
マインの周囲は元々異色の人と、マインのお陰で自由を獲得した人でいっぱいです。
そこにはしかし、目標に向かって進み続ける努力がありました。
自由を手に入れるために諦めない力、これがマインとマインの周囲の人の特徴ではあるでしょう。
フェはロゼマが命がけで救いに来た時まで、本当に自分の気持ちのままに生きることなど考えてなかった、最後の最後でようやく自由に生きていいのだと知る。その瞬間にゆらりと立ち上がる魔王になるのですがw(まあロゼマの規格外れの行動のお陰ですぐ魔王の方向が修正はされるのですがね。その切り替えの速いこと速いこと;)

■エグランティーヌ視点SS再読■
最初に読んだ時、新しく知った事はなかった的なことを書いていました、すみません、ありました。
フェが継承式で実装していた中に銀の武器があったこと。「神々を敵に回しても助けに来る!」と言ったロゼマの言葉に思わず伏せてしまったフェはロゼマにとって自分が真に家族同然であることに喜びを隠せません。その分、フェはエーレンが一番大事!と信じ切っているロゼマに「帰っていいですよ」と何度も言われ(家族もグーテンベルクもみんな連れて行くのにフェには帰れと言うのですよ、本当に鈍感な人はひどい)、頬をつねりまくるフェでした。
まさかユルゲンで神々に敵対する貴族がいるなどその言葉を聞くまで考えてなかったと思います。以外に常識人のフェ。
(←よく考えると貴族院時代は荒れ荒れで、メ書を取得した時も無礼街道まっしぐらでした;)
ユルゲンの常識がないロゼマに「神々に敵対しても守る」という言葉を貰って自分も速攻でその実装です。学習能力が高いというか、ロゼマの思考や言葉に割と影響受けるフェです。
ロゼマの記憶をすべて取り戻すためにはどうすればいいか、脅してでもメ神から聞き出すという目的があったのだなと思うに至りました。
ロゼマが(フェが身に付けさせていた神様除けのせいもあって)死にかけているという危機的状況だから自然に神々に武器向けた感じで読んでいましたが、その流れがなくてもフェはどうにか聞き出す用意をしていたのかもしれません。
魔力が通じない武器、即死毒も含めてランツェの王であるジェルが持ち込んだものの危険性を見せつけることで、ジェル推しだったメ神とじじさまへの説得にも使うつもりもあったかもしれません。
結果、メ神もじじ様もそれらの危険性は理解した気がします。
その流れで切ったじじ様の髪の毛(=枝に変容)を最後の大魔術でちゃっかり利用するあたり、ホントにこの二人は…wともなりました。

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