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『本好きの下剋上』ネタバレ感想7

相変わらずハマっています。すみません。
元ツイッター(っていうか現X)で別アカ立てて4か月半くらい。
気が付くと考察系っていうのでしょうか、同じような嗜好の方たちとのやりとりが増えて楽しいです。

救出に来たローゼマインとの会話の中で急に魔王になって立ち上がったフェルディナンド、何が魔王スイッチだったか?
ローゼマインは(私はどこで魔王のスイッチを押しちゃったの???)と怯えています。
ある方が呟きで、「フェルディナンドはローゼマインがアナスタージウスらに祠巡りを強制されたことを知っていただろうか?」と疑問を呈していたので、(あれ、知っているよね、魔王化したのそれだもの)と思ったのでした。
(*でも具体的にアナエグからとまでは分からないか;)

フェルディナンドは長く伏せっているとだけ知らされていたローゼマインが実は行方不明になっていたことを領地対抗戦に来て知り、それがメスティオノーラの書の為にじじ様に呼ばれてしまったことを図書館で出会ったジギスヴァルトとの会話で把握しました。
本当は、フェルディナンドはローゼマインに作らせた最高級の魔紙を使って魔術具としてのグルトリスハイトを自作し王族と交渉するつもりでした。この時点で中央神殿に押し込まれそうになっているローゼマインを救うことと、おそらくは自身のディートリンデの連座回避も考慮していたと思われます。
貴族院図書館のメスティオノーラの像の前でフェルディナンドは「まったくローゼマインはこちらの予定をめちゃくちゃにしてくれる」と嘆息します。
その後、ゲオルギーネの策によりフェルディナンドは供給の間でディートリンデにより害されます。
遺言の画像が飛んだことで知ったローゼマインがアーレンスバッハまでフェルディナンドの救出に来て、無事に意識を回復し会話が始まった段階では、フェルディナンドはグルトリスハイト(厳密にはメスティオノーラの書)を取得してしまったのはローゼマインの暴走の結果だと思っています。

ローゼマインは図書館の本を読みたいあまりに迂闊にも王族に近づきすぎた結果、グルトリスハイト取得に一番近い位置にいるとアナスタージウスとエグランティーヌに知られました。
王族同士の争いを避けたい彼ら二人がローゼマインに代わりに取らせる為(その後ジギスヴァルトと結婚させる)祠巡りを強要、王族に不敬を重ねるディートリンデの婚約者として連座にされそうなフィルディナンドを救いたいというローゼマインの望みを鼻先にチラつかせて。
この時は結局王族でないと入れないとなり、あとは王族に入れさせればグルトリスハイトは手に入るところまできた段階で、ローゼマインはジギスヴァルトと交渉し、様々な条件を勝ち取ります。フェルディナンドの連座回避等々。
その中の一つアーレンスバッハのフェルディナンドに星結びが延び客室しかない状態を改善し、隠し部屋を与えるというもの。
アウブ・アーレンスバッハの葬儀に来たジギスヴァルトとフェルディナンドの会話の中で、ジギスヴァルトはローゼマインがフェルディナンドを親密に思っていることを当てこすりのように探りを入れてきました。
それに対して、ローゼマインは人の死を忌避するからもし彼女が望んだのなら自分の生命が危ないなど聞いたのであろうなどと答えたうえで、自分のこの隠し部屋(環境改善)に対して何が対価に支払われたか気になるとフェルディナンドは言ってました。
「ジルヴェスター視点 葬儀前の挨拶」
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ローゼマインがフェルディナンドに話していく中で、「フェルディナンドを連座になどさせない」「領地の線を引きなおすから自分と側近でどうにかする」などと言ったことで、この時の会話がフェルディナンドの中で繋がり、王族は自分たちの代わりにローゼマインにグルトリスハイトの取得を強要したのだと理解したのです。葬儀に来て隠し部屋を与えられた時にはローゼマインが彼らにグルトリスハイトを渡す為に婚姻を約束していたのだと。

メスティオノーラの書を取得する行方不明の前段階でそういうやりとりがあり、自分に隠し部屋が与えられ、ジギスヴァルトとの結婚も強要されているローゼマインなのだ、と。正しく経緯を理解しました。
(本人の暴走ではなく、フェルディナンドの命を守る為に王族に強制された結果だったと順番を理解。)
その結果として、魔王スイッチが押され、彼は怒りのあまり立ち上がり「王族はそこまで愚かで恥知らずであったか」となった。

とはいえ、そのあとすぐ、ローゼマインがアーレンスバッハの礎を染め変えていたと知り、処理落ちしたあと、
すぐに王命(アーレンスバッハの未成年アウブと婚姻し支えるという王命)を逆手に取る判断をしました。
おそらくこれはランツェナーヴェの掃討戦の準備のための着替え時間くらいの思考です。
その後はすぐ婚約者しぐさを始めました(見せつけるためのエスコートや騎獣相乗り、耳元に口寄せて話すなどなど)。
さすがの思考の速さです。

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