『ベル・デアボリカ』Web連載、いよいよ8月20日スタート!!

朝日新聞出版さんのサイト情報はまだあまり挙がってないようですが、
サカタボックスとコミックナタリーさんに情報が挙がっていました。

http://natalie.mu/comic/news/show/id/19339

≫「ホラー&ファンタジー倶楽部」のラインナップは秋乃茉莉「新 Petshop of Horros」や、竹本泉「ねこめ~わく」、坂田靖子「ベル デアボリカ」など、4月に休刊した夢幻館(朝日新聞出版)の連載作品が中心。オープン初日には「新 Petshop of Horros」を含む5作品の最新話に加え、配信作品の第1話と夢幻館休刊号の収録作品が公開される。更新は基本的に毎月5日と20日に行なわれ、各作品が2カ月に1回のペースで連載される。なお、中貫えり「最強の天使ニシテ最愛の悪魔」は例外として月1連載となる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『夢幻館』の誌名も『ホラー&ファンタジー倶楽部』に変るのですね~。
どんな感じになるかなーもうドキドキです!

サカタボックスでは下記に最新の情報が挙がっています。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ysakata/work/now/worknow.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ysakata/timeout/spy0908/090805spys.htm

サカタボックスのスパイザデスクの7月30日の内容で「ジェフ」という作品の一部が挙がっていて
うわーーーー、と一人で興奮しておりました。
坂田さんの頭の中では既に最後までネームが出来ているらしい~~~~、その一部をペン入れして挙げてみたと書かれています、、、うわ~~ん、、、よ、読みたい、、、、坂田さんの頭の中を覗きたいw
「ベル・デアボリカ」完結の暁には(いや、別に並行でもいいんですけど!!!)
どこかで連載してくれないですか~~~。求む掲載誌!

坂田さんはご自身の作品にHシーンがないのでBL誌には向かないと書かれておられるのですが、最近のBLはHシーンがないものも増えてきて、純愛路線というか、ほのぼの路線というか~。
そういうのもけっこう人気出てきてるように思うのです。
といっても私はあんまり掲載誌を買わないでコミックフォローなんですが、先日読んだ『椿びより』というイシノアヤさんの作品など、もうまったくHシーンなんぞありません。
どころか、恋愛以前のような関係です。
でもすっごくほのぼのして読後感の良いBLでした。乙女チックマンガはここにこそ生きているのではないかと思うほどでした。純愛モノはBLにこそ生き延びてるんじゃないのか、とちょっと思ったりします。

なので、Hシーンがないから向かないなんてことはないと思います~~、いい掲載誌ないかなー。
いや、いっそ、このWeb連載が軌道に乗れば、ベルデアボリカの後にでも是非!
ともかく、読みたい読みたい~~~と駄々をこねる子供のように言い続けていくことにしますw

| | Comments (1) | TrackBack (0)

24のセンチメント更新しました

「図書の家」の面子、特に小西さん、もよさんにお手数をかけながらなんとか更新しました。
今回は、坂田靖子さんの「ベル・デアボリカ」の紹介で新連載&Web連載を応援する内容になっています。
読みにきてくださると嬉しいです。
Webサイト図書の家 トップ↓
http://www.toshonoie.net/

「24のセンチメント」
http://www.toshonoie.net/blog/24sentiments/

ネタバレを極力避けながらの紹介なので、坂田さんの自主刊行シリアス長篇「アモンとアスラエール」の紹介など入れています。
『アモンとアスラエール』は下記に収録されています。↓
初出・肉筆同人誌『ラヴリ』1976年掲載
1980年コミックス自主刊行/
1982年A5判新書館発行
2003年文庫版『誇り高き戦場』講談社発行

すべて古書で探すしかないようです・・文庫ならまだ比較的近刊なので、アマゾンの中古でも取り扱い者がいるみたいですが。
興味のある向きは是非お探しください。

2101g9vnbkl_sl500_aa140_

「ベル・デアボリカ」のWeb連載はまだ詳細がUPされていませんが
http://publications.asahi.com/webcomic/
ここをこまめにチェック入れてくださいー。
無償で読めるとのこと。
Web連載第一回は、『夢幻館』Vol.21での新連載第一回をそのまま持ってくるという話です。
http://publications.asahi.com/ecs/27.shtml

この雑誌の入手は書店では非常に厳しかったので、そのくらい雑誌の流通というのが現在難しい状況なのでしょう。。。。印刷して配本しても売れずにそのまま返本されたら印刷費&流通費&保管費すべてにコストがかかりすぎるのだろうと思います。かといってコミックスを描きおろしで販売するのも作者の名前だけで買う人は限られているし。Webへの移行は過渡期ではありますが、出版の今後の形の模索ではありましょう。
携帯の画面も読みやすく操作性も楽になってきているので、携帯でコミックを読む時代なのだな~。

ともかくも、坂田さんの連載が無事に完結を迎えて、コミックスが発刊されますようできるだけの応援をしていきたいと思っています~。
坂田ファン、少女マンガファン、ファンタジーファン、できるだけたくさんの人に読んで欲しいですv

| | Comments (0) | TrackBack (0)

『珍犬デュカスのミステリー』文庫版出てます!

すっかり書いた気になっていたけども、新刊出ています、めっちゃいい感じの文庫です。
文庫でも未収録も入って刊行は嬉しいですねー。
掲載誌ではずっと読んでるし、A5判で出た分も持ってるのだけど、久々に最初から読んだらやっぱり面白かった。喋る犬デュカスとの出会いが懐かしかった!
最初はちょっとお調子いいOL?に見えた谷待さんが回を重ねるごとにしっかりしてて機転のきくOLさんになっていくのも好感が持てます。デュカスが谷待さんの前でしか喋らないのもいいw

毎回日常の中にふっと入り込む事件を読みきりの中で描かれるわけだけど、本当に幽霊とか出てくる話もないわけではないけども、そういう怪奇ではなく日常の中で起こりうる謎というのが発生してデュカスの知恵と谷待さんの協力で解決していくというのは、どうということのない話のようで実は凄いことだと思う。
さすがにベテラン作家ならではの技と匠(笑)。
それをさらっと描いちゃってるのでその凄さが分かりにくいかもしれないのだけど、よくこれだけ毎回構成できるなーって思う。ほとんど16ページ程度ですよ?

サカタさんといえば古くからのファンはバジル氏、ちょっと知ってる人で潮出版作品、マニアな人で朝日ソノラマ作品・・などなどイメージはそれぞれ持ってると思うし、レディス誌作品はあんまりね、という人もいるかもしれないのだけど、でもどの作品読んでもやっぱ坂田さんは坂田さんならではの世界なんですよ。
それに『ジュール』は他の掲載陣も名香さんだったり、河あきらさんだったり、いい作品多いです。
たまには掲載誌も買って読んでみそ^^

まずは文庫本1,2巻を是非!
51tlh0lg8cl_sl500_aa240_51vibjedzl_sl500_aa240_

| | Comments (1) | TrackBack (0)

ようやく入手!『夢幻館』

ようやく4月23日発売号の『夢幻館』(朝日新聞出版発行)を入手致しました!
もちろん発売日に速攻で書店に行ったのですが、先回買った大型書店にすら入荷しておらず、、、いったいどういうこと??と思いながら5軒回りました。が、入手できず。。。
諦めて金曜日の夜になって朝日新聞出版のサイトから通販を頼み、土日と飛んで祝日と休みをはさんでしまったので(月火では届かず;)今日ようやく勤務先で受け取りました。
近くの書店で見当たらない方、下記から申し込めます。
『夢幻館』のバックナンバーもあるし、坂田さんの新刊『海に行かないか』もここのサイトから買えますので是非w
アマゾンよりは発送が遅いみたいで2,3日はかかりますね。

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=10357

なんと63ページ一挙掲載!カラー扉絵(描きおろし)です!!

さて待望の新連載が始まった!!と喜んでいたら、次号から雑誌が休刊し連載はWebに移行するのだそうです。
私は紙媒体に非常に愛着があるので、Web連載だけになるのは寂しいですが、ここで完結までいってコミックスにまとまる日がくれば、それはそれで良いのでは、と思っています。
ともかく今回私が入手に奔走したのに結局書店では見当たらなかったように、雑誌の配本が全国的に非常に少ないのであれば、ネットで情報をチェックしてないファンの方はこの掲載を知らない可能性も高い。
逆にネットチェックしてる人は今回のWeb連載への移行もなんらかで目に入るだろうし。
掲載誌は買わなくてもネットで無償で読めるならそのほうが読む人も増えそうだし、私も周辺の友人には薦めやすいかも。ただ、坂田先生も心配されてるように、携帯でネットをチェックしてる方や、マックユーザーなど読めないファンが出てくるであろうことが辛い;
でも雑誌に掲載されてもそのこと自体を知らない人がいて入手しない可能性が高いなら・・と考えるとどちらも微妙だなあ・・という感じに;
ホントは比較的安定してあちこちで入荷してる『ネムキ』での掲載だったらもっと良かったなあ~と思いますが。

Web掲載についての詳細はまだ未定らしく下記にはまだ何も挙がっていませんが
ファンの方はぜひ、サカタボックスとここと両方チェックしてください~。
https://publications.asahi.com/webcomic/

目指せ、完結!目指せ、コミックス化!
坂田ファンの皆様、一緒に応援をお願いします~~v最後まで読みたいです!(悲願)

Macユーザーの方はこういう時読めない可能性が高いのかな;
我が家はかなり前からWin機もあるんでいいのですが。
(Macのへヴィユーザーは便宜上Winも持ってる人も多いとは思うのだけど)
うちの夫の人がipod touchを買ってそれでオペラのスコアを落として見たりしてるのだけど(アプリケーションがコミックを読むやつなのだけど)非常に画面がクリアで見やすい。
電車通勤の若い人などはこういうのでコミックも読む時代なのだな、としみじみ思ったです。
気になる箇所は拡大も面倒な操作なし、画面を手で触れて大きくできちゃう。操作性も易しい。
私は車通勤だから、わざわざモバイルで見なくても大きな液晶画面のあるPCで読めるからいいのですが。。。
それだけ環境を持っていても、でも、紙媒体はやっぱり無くさないで欲しい;一冊に本にまとまるまで応援を続けなくては。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

『珍犬デュカスのミステリー』も!

今まで諦めていた『たぷたぷだいあり』が新刊で出るのも嬉しかったけども、ずっと3巻が出ないままだった『珍犬デュカスのミステリー』も今回文庫で1,2巻出るらしい~~。で、文庫2巻に未収録分が入るらしい~~vv
正直この出版不況ではA5判の発行では厳しいのかなーと思ったりしていたが(なんとなく社会人として分かるその苦しい出版事情;)、今回文庫で1,2と出るとのこと。
絵が小さくなるのは確かに寂しいけど出ないよりずっといいし、それに今までの双葉社さんの文庫はけっこう装丁も可愛くて「チューくんとハイちゃん」なんてすっごく可愛い本に仕上がってるし!
出版が嬉しいです>双葉社さんありがとう~~!

この春は坂田本出版ラッシュ。なんと嬉しい悲鳴。
しかし、ノートPCを替えてからHP作成のソフトをまだ入れなおしてないので、更新ができない。
(まあ最終的には前のノートにつなぎ替えてUPだけ作業するのでもいいのだが;)
今回の出版ラッシュで未収録ががーっと減ったので削除しなくてはいけないし、情報更新しなくてはいけないのだがーーーー。
あーとりあえず今度のGWにかけよう;特に出かける用もないし家のことをやって終わる予定だからちょうどいいや。
ちょっと油断するとやらないといけないことが溜まるなあ。。
ホントは年代別のファイルも更新しなくてはいけないのにここ3,4年分が更新されていない;なんということだ。。というのも実はデザインしてくれた夫の人がデータサイトを面倒な作りにしちゃったせいなのだ。。。
もっとシンプルに作るべきだったね、データっちうもんは;
そんなこんなでちょっとした直しがなかなかできないでいるもので、坂田さんの更新がしばらく止まった理由は嫌というほど分かる。(私が日記類をここも含めてほとんど外部ブログにしたのもそのせいだもの。。HP形式で更新をかけるのは何かと面倒w)

でもサカタボックスの更新が再開した途端のこの出版ラッシュ。
やはりご本人が動かれるとそうして物事が動き出すのだね~。ホントに嬉しい春!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

フモフモさん当たる!

坂田さんがショートを描かれている「ねこメロ!」という雑誌のアンケートハガキを出したらなぜか抽選が当たったとかで景品を頂きました。
別にそれが欲しくてアンケートを出してるわけではなく、坂田作品が載った掲載誌は必ず買ってけなげにアンケートハガキを出しているので、マンガの神様(?)が「けなげやのぅ。。」ということでぽちっと当てて下さったのであろう。
(いつもならどうせ当たらないだろうとDSとかデジカメとか1名ものの一番いいやつにチェック入れるのだけどwそういうのは当然当たらないのだな。。。)

しかし、このフモフモさん、けっこう可愛くて気に入りました。
最初届いた時はなんじゃこりゃ;って感じだったんだけどw

こんな子です。フモフモさんと名前がついてたので「フモちゃん」と呼んでいます。

Img_0028

| | Comments (0) | TrackBack (0)

トキワ荘記念碑除幕式イベント

先日土曜日ははるばると東京は豊島区まであるイベントのお手伝いをしに行って来ましたー。
どんなイベントかというと、
豊島区にあった伝説の「トキワ荘」を記念した碑が南長崎花咲公園に建設されまして、それの除幕式というやつです。
トキワ荘といえば手塚治虫を中心に藤子不二雄、石ノ森章太郎、水野英子、赤塚不二夫、鈴木伸一、寺田ヒロオ・・といった漫画界を切り開いてきた人達が上京して住んでいたということで有名なアパート。それぞれ住んだ時期は違えども、名だたる漫画家・巨星たちを輩出したアパートとして有名なのでした。
現在は既に取り壊され、今ではここにアパートがあったという案内に残るだけとなりましたが、今回の記念碑はそのアパートの当時の姿を再現したものと、それぞれの漫画家さんの自画像を並べたものです。

記事はこちら石ノ森さんの公式サイトにも↓
http://www.ishimoripro.com/news/index.php

このイベントの開催が決まった頃に「当日、水野先生たちの本やグッズを販売するお手伝いができる方~」という呼びかけがブログを通じてヤマダトモコさんからありまして・・・、こんな機会滅多にないからこの際その日に「図書の家」面子で集まるかという話になったのだけど、結局私以外の面子は超多忙につき都合が折り合わず、私の方は当初予定入れたとおりに大丈夫だったのでそのままお手伝いに参加。ということで遥々と朝から出かけたわけでした。

いやー、行って良かったです。天気もよく暖かかったし、桜は咲いてるし。
以前はサイン会に並ぶお客の側だった私が今回はあの水野先生のお手伝いができて、しかも合間に自分もポストカード買って先生にサイン頂いたりしました。
ラーメンの小池さんのモデルになった鈴木伸一さんのスピーチは人柄がにじみでる謙虚でユーモアのあふれるもので、間近にお顔も見れて、うをーこれがあの小池さんかーと思ったりw
伝説の編集長・丸山さんのスピーチは、当時漫画は悪書として世間的に冷たい風潮の中、漫画に情熱を燃やした人達が集まったアパートでは毎日毎日漫画の話に明け暮れていた。上京前から既に投稿作品で注目を集めていた各地の貴重な人材だったからこそ手塚さんを求心力としてここに集まったのだった・・といったお話なども聞けてしみじみ感慨に耽りました。このトキワ荘に集まった人たちは集まるべくして集まったのですよね、そしてその巨星達の才能と情熱が今現在につながる漫画という文化を切り開いてきたのだなーと。

そしてトキワ荘といえばラーメンの「松葉」ということで、お昼はその「松葉」でラーメンを頂きました。480円だったかな。 こんなことでもなければ群馬に住んでいる私がそうそう食べる機会もないよなあ~としみじみ感慨深かったです。たぶん普段はこんなに混むこともないのであろう店内は満員で、中学か高校生くらいのお嬢さんがホールを手伝っていてかなり大変そうだったけども。
ちなみに交代で食事に行ったヤマダさん達は、ちょうどTV取材を受けながらラーメンを食べるリアル小池さんをまん前で見ながらラーメンを食べたそうだ~羨ましいーーw

お手伝いのほうは、販売と最後の在庫確認とお金の計算を手伝っただけで、大した戦力にもならずでしたが、開始早々は一気に人が来たので、頭数的にはいて良かったかなーと思いました。
水野ファンの人たちがお手伝い慣れしていて頼もしかったです^^その内のお二方が坂田ファンでもあるというので新刊や新連載の紹介をしたり、ヤマダさんの紹介でコアな坂田ファンの人とも話せてこれも嬉しかった^^

TV取材はアド街ック天国用だったらしいので、5月16日に流れるらしいので要チェックください。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

川原和子『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版)

マンガエッセイストの川原和子さんの本を読みました。
マンガを愛してやまない川原さんの素晴らしい情熱が溢れた一冊です。
WEBで連載されていたコラム等に掲載された内容に加筆し、さらに書き下ろしを加えて出された一冊、だそうです。
川原さんは普段書かれるブログでも明るく読みやすく勢いのある文章で人を魅了される方なのですが、その魅力がこの本には十二分に生かされています。
(川原さんのブログ「マンガラブー」は下記↓
http://mangalove.seesaa.net/

読んで楽しいだけでなくご自身の考えを詰めに詰めた鋭い視点のマンガ評論でもあるのだけど、大上段に構えたものではなくあくまでも自身の体験と言葉で語られるので、分かりやすく読みやすく共感と好感がもてます。 自分が知らない作品は、(うわーこれ読んでみたい!)とムラムラと読みたくなるし、自分も読んでいる作品について語られると(そうそう、そうだよねー!)と共感。
共感だけでなく(あ!なるほどこういう観方もできるのか!)と目を開かされたりもするのです。
コミックをこんな風に楽しくも面白く人生に役立てる読み方もできるのかとも思うし、コアなマンガファンだけでなく普段はあまりマンガを読まない人にも広くたくさんの人に薦めたい一冊です。
最近少女マンガから遠ざかってるなあ、という方にもマンガ紹介本として非常に有用です^^
ぜひお手にとって読んでみてください~。

川原和子『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版)


51ytlvt93xl_ss500_

| | Comments (0) | TrackBack (0)

24のセンチメント、更新しました

なんと同じ月に2回も更新。
うーむ、ずいぶんご無沙汰していたと思ったらいきなし月二回ってどういう更新の仕方でしょうか。
いや、挙げたい作品はたくさんあるんですけど、なかなか文章にならないのでつい期間が空いちゃうんですよねー。今のところ会社仕事に余裕があるので、今のうちにどんどん挙げておこうかと・・・w

「図書の家」トップはこちら↓
http://www.toshonoie.net/

24のセンチメントはこちら↓
http://www.toshonoie.net/blog/24sentiments/
今回は明治カナ子さんの『三村家の息子』シリーズを挙げさせていただきました。
この作家さんの暗さと湿っぽさ、相反するどこかカラッと突き抜けた感じ、生活の描き方の細やかさなどなどが大好きです。お兄さんの角のストーリーも読みたいものです(ちょっとハードになりそうですが)。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

24のセンチメント、更新しました

「図書の家」の方で単独でお薦め本を挙げている「24のセンチメント」を更新しました。
昨年、別動の仕事で図書の更新もほとんど止まったきりで、そもそも24というのは24個は挙げるぞという決意の元で始めたタイトルで、一応2年くらいで完遂するつもりだったのだけど去年の調子ではかなり遅くなりそう、、、わはは、、、。今年ものっけから遅れてますが(一応目標はツキイチ更新だったのだが;)

これは図書のメンバー5人でやってる「あの漫画を今日は読もう」のBL版で、BLを読むのが私しかいないので私だけでやってるコラムです。卯月さんが作成してくれたブログですが(いつもありがとう!>もよさん)既成のブログより検索にかかりにくく、更新もマメじゃないのでアクセスは相当低いと思われるw
それもまあ寂しいので、興味のある方もない方も(おい;)読みに来てくださると嬉しいです。
感想が向こうではつけられませんので、こっちとか図書の家のBBSなどに書いてくださるとさらに嬉しいです。

今まで挙げたのは
第一回 鳥人ヒロミ『成層圏の灯』シリーズ
第二回 石原理『あふれそうな水のプール』
第三回 梶原にき『月と水の夜』
第四回 山田ユギ『誰にも愛されない』
第五回 加藤冬紀『鎌本健一、15歳』
第六回 南川恵『魔法使いの弟子』シリーズ
第七回 中村明日美子『同級生』

です。
中村明日美子さんは今ブレイク中の人気作家さんで書店では過去作品も平積み状態(人気が出て復刻したらしい)のようです。耽美系よりも今回とりあげた「同級生」のようなちょっととぼけた味わいの作品が好きだなー。
昨年は入手困難なマイナーなところをかなり挙げてしまったのだけど(ネットの片隅でほそぼそと)、今年の一回目なので入手が容易なものを薦めてみました。いや、私なんかが薦めなくてももう十分口コミで売れてるみたいですけどw

下記リンクからどうぞ。
http://www.toshonoie.net/blog/24sentiments/

| | Comments (1) | TrackBack (1)

「あの漫画を今日は読もう」更新

「図書の家」、今年初の更新です。
今回は萩尾さんの初期短篇をそれぞれお薦めしております。

http://www.toshonoie.net/exhibition/mangayomou/mym_20090214.html

それが5人のセレクトが調整ナシに見事に分かれまして、まあこのバラバラの嗜好がうちの強みよね、と今回も密かに思っておりましたw

ちなみに私は「雪の子」と「かわいそうなママ」を選んでおります。
皆さま是非読みにきてくだせぃ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

坂田靖子さんの最近のお仕事

サカタボックスの更新が再開されたので私もそちらから情報を貰いつつも応援ってことで挙げさせていただきます^^

今店頭に並んでいる「ねこメロ!」にショートを描かれています。
http://www.gentosha-comics.net/nekomero/

今回は、化け猫が行灯の油を嘗める話v
猫のコミック本増えましたね~、あったあったと思ったら違う本だったりするのでw表紙を確認して買いましょう~。

今店頭に並んでいる「マリエ2月号」にショートを描かれています。
http://www.ohzora.co.jp/magazine/category/?key=marie

失敗した手作りチョコとゴディバのチョコ、どっちがいいか?私だったらゴディバの方がいいけどw男子はそういうもんでもないんですね。
今年は14日が土曜日だから義理チョコが減る!?ということで菓子業界は逆チョコなんてのを薦めていますが果たして売り上げはどうなのか?
戦略的にこの発想は面白いけど、実態は友チョコとか自分へのご褒美チョコの方が多そうだ。
個人的には社内的安いお歳暮の類と思ってるので、前日に配ります。。。

そして今店頭に並んでいる「夢幻館」に「Bel.Diabolica(ベル・デアボリカ)」の予告が載りました!!
http://publications.asahi.com/ecs/27.shtml
お手紙を先生に出したことのあるファンにはお知らせが届いていましたが、同人誌ではなく全国流通の雑誌に掲載ということで、ホントにホントに感無量です。
朝日新聞出版様、どうもありがとう!!と言いたい!!心から言いたい!
で、サカタボックスには3月23日発売とあったのですが、予告のページには4月23日発売号とありました。4月だと年に3回の発行かな?3月だと年に4回なのだが。。。
ともかく次の発売号で連載開始です!
コミックスにまとまるのを楽しみにしています!!
・・ということで、雑誌が末永く続きますよう掲載は全て絶対に買いますw
坂田さんが自主刊行で2冊出されて、さらには少しずつ描き続けておられた長篇シリアスファンタジー。
プロの坂田さんがご自身の描きたい気持ちのままに構想されて描きだされた作品を自主刊行を続けるには無理があるという判断の中、掲載誌を自ら探して今回の掲載に至りました。その情熱はファンに物語を完結まできちんと届けたいという作家としての誠実にあります。
坂田さんはかねてよりファンを大事にしてくださる作家さんなのですが、今回のことでまたさらに惚れ直しました。
自主刊行本を読み損ねている多くの坂田ファンが今回の掲載でできるだけ手にとって読んでくれますように。
応援していきたいと思っています。

データベースの方も更新をかけなくてはいけないのですが、なかなかままならないので先にこちらにお知らせまで。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

『このマンガがすごい!2009』

毎年お馴染みの『このマンガがすごい!2009』(宝島社)が発刊されました。
今回「図書の家」にも依頼がきたので、5人で出し合って参加させていただきました。
私が個人的に選んだ作品は小玉ユキの「坂道のアポロン」でしたが、どうやらこれが一位だったらしい。
(らしいというのは私がまだ買えてないからです。。近所の書店に行ったら見当たらなかった;ってどこまで田舎なんだよ;
「図書の家」の主宰には献本が届いたようですが)

くらもちふさこさんや小玉ユキさんのインタビューも載ってるそうです。
ご購入は是非こちらから↓(せっかくなので「図書の家」でのリンク張っておきます)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796667172/toshonoie-22/ref=nosim/

| | Comments (1) | TrackBack (0)

荒俣宏さんの大阪国際児童文学館ルポ!

いまだ危機的状況にある大阪国際児童文学館です。
応援者の活動は続いていて、下記、小西さんの「図書の家」BBSの書き込みを引用します。

≫12月5日発売の徳間書店『ハイパーホビープラス』vol.5
(ハイパーホビー2009年1月号増刊)に、荒俣宏さんの大阪国際児童文学館ルポ「日本まんがの宝庫に分け入り、感無量!」という記事が掲載されているそうです。
もともとのコレクションを寄贈された鳥越先生、
向川館長との3ショットも載っているとのこと~
アマゾンに見つけられない~~ので、公式をリンク。
(これは・・・どこへ行ったら直ぐ買えるんだろう^^;)
http://hyperhobby.jp/magazine/hhp_new.html
7億6200万円かけて廃止移転?!?」という信じがたい予算要求がでている
大阪府議会は12月9日から16日まで。


7億かけて廃止移転っていったい何を考えているのでしょう・・・
どうして、最善の策にまっすぐ辿りつけないのかな;

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「あの漫画を今日は読もう」再開

久々に「図書の家」の「あの漫画を今日は読もう」が更新されました。
しかも今月クリスマスまで毎日いっこずつ更新されます。
題して「図書の家おすすめアドベントカレンダー2008」。
是非皆様読みにいらしてくださいませ。

http://www.toshonoie.net/

| | Comments (0) | TrackBack (0)

斎藤環×萩尾望都対談

18日土曜日は精神科医の斎藤環さんの講座に萩尾先生が対談相手として登場ということで早々と申し込んでおいてはるばる出かけてきました。
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=33009&userflg=0

講座は夕方6時から8時。
遠方から行く身としては午後の時間がもったいないので2時に中野で友人(最初はネットで知り合ったとはいえ既に10年来のお付き合い!のRさん)と待ち合わせして、久々にまんだらけなどぶらぶらしてから行きました。
久々のまんだらけでしたが、レアな本をすっごく探してるものはなかったので「これがこんなにする!!」などひそかに叫びつつ、購入は控えめでした。まだ回るつもりだったから重かったし; ←マニアとはいえない根性ナシ

ホントは中野のあと、池袋か渋谷のまんだらけを回るとか言っていた私でしたが中野をぶらぶらしてるだけであっという間に夕方になって、早めの夕食をとったら既に新宿に移動しても良い時間に。
新刊についてはネットで買えるしーということであっさりと会場に向かいました。

会場は早々と着いたコアなファンが既に7人程度並んでおり、着いたらすぐ開場して座れたので前の方の程よい席を陣取って。
話は聴き上手な斎藤先生の主導でしたが、萩尾先生がホントにたくさん話してくださって。重いテーマでしたがユーモアを交えて話されるので常時なごやかなムードでした。
実母さんの相手を追い詰めるような言葉の使い方がグレッグに投影されてるなんて言ったら相当きついお母様ではないですか;

かなりメモを取ったのですが、対談内容は某誌に収録されるそうですので収録されたらまたご紹介します。
一応公開用に感想をまとめたものはただいま準備中です。

しんどかったけど行った甲斐のある充実の内容でした。
11月には藤本由香里先生の大島弓子をテーマにした講座もあるそうです。行きたい!!でも11月は演奏会も入っちゃうから厳しいなあ。。。地方在は辛い。

| | Comments (5) | TrackBack (0)

やめられないとまらない

カ*ビーのかっぱ*びせん

というCMがその昔ありましたが、現在の私、ダメです、やらなくちゃいけないことは山積してるんですが(家事も宿題の手直しも;練習も;)
やめられません、ともかく読むのが。

なんと「王家の*章」です、聞いていた以上に面白いです、しかも同じことの繰り返しのような物語のように見えて先が気になってしょうがないので次の巻にすぐ手が伸びてしまうんです;
これはすでに呪い?
おそるべし、王家の呪い;

さすがに(これもまた数年前の話なんですが;)実家の友人でいつも話に出す「(ほとんど)BLしか読まないツワモノ」が「いやこれが面白いのよ」と言ってハマっただけのことはあります。(なので子どもの頃はあまり読まなかった作品だったのですが、今になって読んでみようかな、という気になっていたのでした。。。くどいようですが、そう思ってから既に数年経ってます;)

にしてもこれがもしBLだったら1巻目の半分くらいでとっくに奪われているであろう主人公の貞操ですが、なんと10巻を越えて晴れて正式に婚儀が成立するまで奪われません!
すごいぞ、さすが少女マンガだ、王道だ!ちょっと感動。
こいつらよく我慢できるなー。しかも一途。
件の友人はいちゃいちゃばっかりの甘い恋愛モノは大嫌い(そのくせ一途なやつが好き)なので、この苦難の連続がハマる原因だったのだろうか。

展開にはあまりに強引なところもあるし、マンネリもあるし、つっこみどころは満載なのですが、だけどもう細かいことや理屈はどうでもいいじゃないか、って気になるんですねー。絵の古さとかデッサンの狂いとかファッションセンスとかももう全然。
そういうとこもガラかめに似てます、この引きの強さも。
むしろ全巻通して変化が少ないこの絵が次第に快感にw
キャラ萌えしない私をして、イズ*ル王子はなかなかいいなーとか思うようになってきました。
腐った視点で見るならば、王子や王につかえる武官たちの忠誠心はサイドストーリにはもってこいかも。キャラがざくざくいるので番外編もいくらでも作れそう。
脇役もパターン化してるところもありながら物語にうまくはめこまれており、それが飽きさせない。
世界史も地理も弱いので、高校時代ハマっていればもう少し世界史に興味が出ただろうかーと思ってみたり。

26巻までしか買ってないと思ったら、40巻まで買ってありました。
そうだ、こないだ古書店で見かけて散歩の途中だったのに思わず買って夫と重い思いをして持ち帰ったのだった;;しかし、これでもまだ終わってないのだよな。。。
調べました。53巻まで・・・しかもまだ終わってない・・・;;;;ううーん;;
現在32巻まで来ました。
あと手元にある残り8冊読むまでは治まりそうもないけども、しかししかし、どっちにしろ、この先どうなるの??ってのはそのままなのだな;まさにやめられない呪いじゃ~~~;;

| | Comments (0) | TrackBack (0)

サカタBOX、久々の更新!

久々の更新がありました!!
めっちゃ嬉しいーー!

http://www2u.biglobe.ne.jp/~ysakata/

お仕事情報が挙がっていて、一冊買い逃していたことも発見。
ありがたや~。

坂田先生、お元気そうで何よりです!!
ともかく嬉しい~vv

| | Comments (0) | TrackBack (0)

萩尾望都関連イベント

ヤマダトモコさんから情報をいただいた萩尾望都関連のイベント情報です。

高知「少女マンガパワー!」展イベントで、萩尾望都さんと徳雅美さんとの対談、そして萩尾先生のサイン会があります。
2008年11月2日(日) 12:30~14:00

講演会
講師 徳雅美(カリフォルニア州立大学チコ校准教授)
萩尾望都(まんが家)
開催日時 2008年11月2日(日) 12:30~14:00

12:30~ 徳雅美 基調講演
「北米から日本巡回へ、そして世界へ
~北米巡回展『Shojo Manga! Girl Power! 』報告~」

13:00~ 萩尾望都+徳雅美 対談
「世界における日本の少女マンガ -その魅力と可能性」
開催場所 高知市文化プラザかるぽーと7階 特設ステージ
参加費 「まんさい-こうちまんがフェスティバル2008」パスポート
(小学生以上500円)が必要
申込 不要。人数制限はありません

萩尾望都サイン会
開催日時 2008年11月2日(日) 15:00~16:00
開催場所 横山隆一記念まんが館 企画展示室
参加費 「少女マンガパワー!」観覧券が必要
申込 往復ハガキにて、「萩尾望都サイン会参加希望」と明記し、住所・氏名・年齢・電話番号を記入のうえ、ご応募ください
応募先 〒780-8529
高知市九反田2-1 高知市文化プラザかるぽーと内
横山隆一記念まんが館
〆切 10月10日(金)必着
定員 100名。応募が定員を上回った場合は抽選とし、結果はハガキにて10月中旬頃お知らせします
注意事項 応募は、ハガキ1枚につき1名まで、お一人様1枚まで。
サイン対象は、書籍(持参もしくは館内で購入された萩尾望都著書及び「少女マンガパワー!」展図録)お一人様1冊限定とさせていただきます。

http://www.bunkaplaza.or.jp/mangakan/
http://www.bunkaplaza.or.jp/mangakan/event/event_66_1.html

| | Comments (1) | TrackBack (0)

アニメ「時かけ」「アンティーク」

今日TVでやっていたので”ながら”ですけど見ました、時かけ。
以前放送があった時も録画してもらったのをメディアプレイヤーで切れ切れに見たのだけど、その時は主人公があまりにお調子者なので、ラストの切なさももう一つ、と思っていたんですが、今回最初から通しでもう少し真面目に見まして・・
途中までは、やっぱこの主人公ってほんとーになんだかなあ~~;と思いつつも、やラストはいいな、と・・
それとやはり作画がスゴイ丁寧でイイな~、と感想が変わりました。
なんせ原作がいいし、さらには大林監督・原田知世の逸品もあるし、なので似たように作っていてはダメというにしても、よくぞここまで思い切った改編をしたもんだよなーと思ったり。しかも原作への敬意もありつつで。

あと、私はすっかり忘れていたのだけど夫が覚えていて録画してくれていたアニメ・アンティーク。
これは今朝、車の6ヶ月点検に出かけたトヨタでの待ち時間を使って、持ち歩きのメディアプレイヤー(「時かけ」を見たときよりも画質がいいワンセグが見れるやつ)で見ました。
いやー、これが作画がまた丁寧。
フジテレビのノイタミナ枠といえば、ハチクロが最初だったような気がするけど、私が見るのはハチクロ以来。パラキスとのだめをちらっと見たくらいかなー。のだめも見れば面白かったけど。まあいいかと見るのが続かなかった;

2話目と思ったら3話目だった・・・のだけど、話を知ってるから支障はなく。
魔性のゲイ・小野が千影と雨の中くるくる踊る場面とか、こりゃもう製作スタッフも楽しんで作ってるなーという感じがしました。
新しいプレイヤーの音がよくて、またイヤホンがエレコムのやつなんだけど、これが耳に優しくてよかった。音質がいいのはデジタル放送をデジタルプレーヤーで再生するからなのか?進化してるんだなあ・・世の中は・・。
BGMにバッハとか使っていたりして良かった^^
で、あはは~と見てる内に待ち時間があっという間に過ぎてしまった。
原作の時々ギャグタッチになる感じもアニメでも忠実にやっていて急に絵のタッチが変わる。月9のドラマでは前半の連載だけの時期にやっちゃってたけど、今回は後半の重い話までやるのだろうか~。ちょっとこれは録画してなんとか見ていこうかな~。

ついでといってはなんだけど、同じくゆうべ途中から録画してくれてた「魔王」も見た。
嵐の大野君主演の復讐劇らしい。図書の家のKさんがすっごくハマってるのであったw
ややや、確かに大野君、いいです。
生田*真も最近のジャニさんの中でも顔がよいので覚えていたが、なかなか面白いドラマ。
テンポがよくてさくさく進むのもいいなあ。

確かに何かに萌えるのは日々の潤いになっていいだろうなw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

大阪児童文学館 Q&A

大阪児童文学館の廃館・図書館への統合の何が問題なのかを分かりやすくまとめたページを、小西さん達が挙げてくれました。
http://homepage3.nifty.com/jibun-ouen/005.html

問題点が非常に分かりやすいので、「なんで図書館に統合じゃだめなの~?」という方に是非読んでいただきたいです。

宜しくお願いします!

| | Comments (1) | TrackBack (0)

大阪児童文学館・パプリックコメント募集

「国際児童文学館の存続を願う有志」が作成したチラシが下記にありますので主旨に賛同いただける方は是非お使いになってくださいとのこと。御友人、知人の方に見せたり、などですね。
開始されたパブリックコメントの募集に意見を寄せていただきたいというのがこの運動の主旨です。
チラシは下記にありますので、是非内容をご確認ください。

http://homepage3.nifty.com/jibun-ouen/kubaru/chirashi20080615.pdf
http://homepage3.nifty.com/jibun-ouen/kubaru/chirashi20080615.jpg

以下、コメント募集についての補足説明です。(コピペさせていただきました)

≫また、コメント自体は30日間募集するのですが、予算の審議は本会議の最初のころにするものらしく、7月1日の本会議に、有効なものとして使用されることを考えると、20日くらいまでにコメントを送るのがよく、最低でも今月一杯に送らなければ、会議に反映される意見として届かない可能性があるみたいです。

「児童文学書評」http://www.hico.jp さんに、パブリックコメント送付の方法と、実際にここのメンバーなどがさっそく送られたコメントの範例が挙がっていますので、参考になさってください。 

チラシを作成している主体は、いろいろ考えたりアドバイスしていただいたりした結果「大阪府国立児童文学館の存続を応援する有志一同」としました。
---------------------------------------------------------------------------------
PC入力でなく用紙で意見を寄せたい方は
http://www.hico.jp/pkomihagakituki.pdf
にハガキで書くフォーマットが児童文学書評にあるのでそれを印刷して出されてもいいとのこと。
皆様、宜しくお願いします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

少女マンガパワー!展巡回予定

好評の中で3月末で終了した川崎市民ミュージアムの「少女マンガパワー!展」ですが、下記の予定で巡回していくそうです。動員数もまずまず、図録の販売もよかったみたいで、少しお手伝いをさせていただいた身としては非常に嬉しいです。
川崎までは遠かったけど、という方、是非少しでも近くに来るようでしたら多少足を延ばしてでもでかけてみてください^^

新潟~京都~高知

新潟 新津美術館 2008年4月12日~5月25日
京都 京都国際マンガミュージアム 7月19日~8月31日
高知 横山隆一記念まんが館 9月6日~11月9日

足を延ばす価値はあります^^是非是非。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

朝日カルチャー 山本順也さんとヤマダトモコさんの対談

少し前の日記で恐縮ですが。
先週の3月8日(土)は朝日カルチャーセンターのヤマダトモコさんと伝説の編集長・山本順也さんの対談を聞きに行って来ました。

「少女マンガの力の秘密」講座。
http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0801koza/A0102_html/A010212.html

すごく早めに会場に着いたので、開場を待ちかねて入っていきましたら、ヤマダさんが山本さんに紹介して下さったので、初対面のご挨拶をさせていただきました。お会いしたいとずっと思っていたので感動です。
なんだかもう緊張しててあわあわでした。「図書の家」 を見てくださってるのでした。
「こないだサイト見に行ったら、細川さんと武田さんのリストもあって、オレは二人とももうずっと親友なんだよ」「あ、あ、あれは主宰の小西と根本がやっております」あわあわ;緊張してたので最初は会話は続けられませんでした。

対談の内容はメモをかなりとったので詳細をまとめたいところなのですが、今時間に追われてるのでまとめられません、、
ともかく、今回のお話を聞いていて思ったのは、少女マンガの黄金時代はこの人を抜きには語れないだろうという、今までも漫画家さん達のエッセイなどから伝わってきていたことだったけども、はっきりした自分自身の心からの確信になりました。
対談が終わった後、おそらくはかなりお疲れだったろうに、近くのレストランに場所を移してさらにお話くださった内容も非常に興味深く、胸に迫る話が多かったです。
機会を作ってくださったヤマダさんには感謝に堪えません。

山本さんの話で再三出てきたのは「作家が一番」だということ。
作家さんの生活を守ってやり、気持ちよく描ける環境を作ってやりさえすれば作家は自分で育つのだという、その固い信念。
「いい作品は編集の手柄、人気が出ないと作家のせい」なんてとんでもない話だという憤り。
作家さんたちがこの編集さんの下なら!と思うのもムリはなかったと思います。

そして、萩尾さんの「メッシュ」におけるミロン始め、数々の救いキャラは山本さんがモデルだというのは既に言われていたことなのだけど、私が想像していた以上に、萩尾さんの心には山本さんという存在が救いになっていたということも実感しました。「訪問者」が載った時に、ああ、これだ!とわけもなく安心したことを覚えています。その前の一時期、私にはどこか萩尾さんが不安なものを抱えてるような気がしてならなかった。名作はその時期もたくさん描かれてるのに、どこか読者を置いて自分の中だけに潜って描かれるような、、それは親御さんとの確執のせいかと思っていたのだけど、違った。その時期、山本さんは少女マンガを離れていて、「プチフラワー」で返ってきてこられて、「訪問者」はネームをかなり一緒に詰めたのだそうです、「メッシュ」も。ああ、あの時期に私が感じた「これよ!これ」という感じは山本さんの存在感だったのか、と妙に腑に落ちたのでした。これはなんとも説明しがたい感覚ですが;

まだまだ聞けた話はたくさんあって、公開できない話もたくさんあって、、、ああ、、、(身もだえ)貴重な話がたくさん~~~
どなたか再度インタビューをしたりなどして本にまとめてくれーーーと心底熱望です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

少女マンガパワー!展続報

川崎市民ミュージアムで開催中の少女マンガパワー!展の関連イベントで追加があります。

「少女マンガパワー!」展をめぐる公開座談会
少女マンガの語り方 ジェンダー論とその彼方

日時 2月29日(金)16:00-19:00

会場 逍遥展示空間

料金 入場無料

内容 【参加者】
金澤韻(川崎市市民ミュージアム)
ヤマダ・トモコ(川崎市市民ミュージアム)
大城房美(筑紫学園大学)
押山美知子(専修大学)
岩下朋世(東北大学)
司会:ジャクリーヌ・ベルント(横浜国立大学)

あと、応援ブログができたようですので下記に行ってみてください~。
感想が挙がってるブログや関連リンクが整理されています、素晴らしい^^

http://shojomangapowerfan.blogspot.com/

| | Comments (0) | TrackBack (0)

少女マンガパワー!展

かねてより楽しみにしていた少女マンガパワー!展、初日に行ってきました。
まずは武蔵小杉に乗換えでチェックした通りに無事に行き着いたので待ち合わせのお店に参加。そこで初対面の方にご挨拶。
ともかく昨日はいろんな方に会える!というのも楽しみの一つでした。
揃った面子で会場のレストランでお昼。初めての方と話すのはともかく面白いです。

そこから会場に移動してパワー展の展示鑑賞。見始めたところでつい一緒に見てた方たちと話してると興奮のあまり声が大きくなってしまい注意され;そこからは静々とw
泊まって翌日ももう一度!と思っていたけど、やはりまだ本調子でもないので今日はまっすぐ帰ろうということにした&3月も土日が二日つぶれるとやはりキツイ、、、というのがあるので・・・どうなるか分からない・・;
なのでともかく初日見れるだけ細かく見ようとゆっくりじっくり見て行きました。

何が素晴らしいってまずは作家解説作品解説!
簡略に書かれてる中でもきらりと光る研究者さんならではの紹介文。読んでいて何度もじーんとしてしまいました。少女マンガ研究家でミュージアム勤務のヤマダトモコさん、同じく館の金澤さんのお二人で分担されたと聞くそのお仕事ぶりにひたすら感心して、打ち上げ会場で初対面である金澤さんにご挨拶してお話できた時にも真っ先にその感想を言いました。

原画・原画ダッシュ・複製混在とはいえ、その点数の多さ!(どれが原画・原画ダッシュ、複製かは印で分かるようになっています)
レイアウトは動線を非常に計算されていてスムーズに見やすく、さらには印刷物と原画の当時の配色が比較ができるようにしてあったり、作家さんの創作に関わる品々の展示もあったり。
惜しげなく大切な品々を展示に出された作家さん達は、ともかく主宰者であるヤマダさん達を信頼されてるのだな、ということも感じました。インタビューの時もそれは感じたけども。それはこれまでのヤマダさん達のお仕事の積み重ねが生んできた信頼でもあると思うのです。

都内近郊の方は是非是非、足を運んでください、見に行って損はありません。
もうホントにこれは何度でも足を運びたい!と思う内容です。
選ばれた作家さんにはこの人が入ってなぜこの人が入らない?などそれぞれマニア・ファンの方には思うところもでてくるとは思います。それは今回足を運んで、少女マンガ展示は集客できるというところが分かれば、次の企画が出しやすくなり、またどんどん埋め合わされていけるでしょう(笑)
是非是非見に行って、そしてお近くのマンガファンにも紹介してください~。

あ、あと、今回の図録は1500円なのですが、これがまた充実の内容です。ホントにお徳だと思います!!

| | Comments (1) | TrackBack (1)

少女マンガパワー!展の詳細

少女マンガ研究家のヤマダトモコさんから来年の2~3月に川崎市市民ミュージアムで開催される「少女マンガパワー!」展の情報をいただきました。
以下は許可を頂いての転載になります。
---------------------------------------------------
少女マンガパワー!
― つよく・やさしく・うつくしく ―
2008年2月16日(土)~3月30日(日)
川崎市市民ミュージアム
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)休館日:月曜日、3月21日(金)
会場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室1
観覧料:一般800円、65歳以上・高大生500円、中学生以下無料※年齢のわかるものをご提示ください。
東急東横線・目黒線、JR南武線「武蔵小杉」北口よりバスで約10分
〒211-0052川崎市中原区等々力1-2 Tel 044-754-4500
http://www.kawasaki-museum.jp
マンガは世界の国々に存在し、各々の発展を遂げ、花開いています。その中でも日本のマンガは、いまや世界中で読まれ親しまれるようになりました。
さまざまな世代、好みに合わせて多くのマンガ作品が生み出されている中、近年特に世界から注目されているのが日本の少女マンガです。その作品のバリエーションの豊かさ、人間の内面を掘り下げた独特の表現力こそが、社会や時代のギャップを超えて注目を浴びる理由ではないでしょうか。
本展は、日本の少女マンガ形成に多大な影響を与えたマンガ家23人の作品から、少女マンガのジャンル全体を見通そうとする企画です。北米9カ所を巡回し、日本の少女マンガの真の魅力を伝えた「Shojo Manga! Girl Power!」展をベースに、100余点におよぶ原画・原画’(ダッシュ)(※)のほか、特別出展原画、作家の愛用品やグッズ、出版資料などを加え、日本展用にリニューアルをいたしました。これらの作品・資料を通して、生き生きとした作家の息吹と少女マンガのもつパワーをより強く感じ取っていただければと思います。
※原画’(ダッシュ)・・・修正の跡や鉛筆の消し跡まで再現した精巧な複製。原画とほとんど見分けがつかないほど完成度の高いものです。また作成が難しいため、ごくわずかな数しか存在しません。
出展作家
手塚治虫 Osamu Tezuka
わたなべまさこ Masako Watanabe
松本零士 Leiji Matsumoto
石ノ森章太郎 Shotaro Ishinomori
ちばてつや Tetsuya Chiba
水野英子 Hideko Mizuno
牧美也子 Miyako Maki
里中満智子 Machiko Satonaka
一条ゆかり Yukari Ichijo
池田理代子 Riyoko Ikeda
美内すずえ Suzue Miuchi
竹宮惠子 Keiko Takemiya
山岸凉子 Ryoko Yamagishi
萩尾望都 Moto Hagio
陸奥A子 A-ko Mutsu
くらもちふさこ Fusako Kuramochi
岩館真理子 Mariko Iwadate
佐藤史生 Shio Sato
吉田秋生 Akimi Yoshida
岡野玲子 Reiko Okano
CLAMP CLAMP
今市子 Ichiko Ima
よしながふみ Fumi Yoshinaga


○展示内容・構成:
1.少女マンガジャンルの成立と確立(1950~60年代)
2.少女マンガの革新(1970年代)
3.少女マンガのさらなる発展(1980年代以降)
4.コーナー展示
アメリカでの反響を追う/マンガの原画と複製について考える/少女マンガ読書コーナー

※「ファンレターを書こう!」コーナーがあるよ!

少女マンガパワー!関連イベント

○徳雅美(カリフォルニア州立大学教授)講演会
2月16日(土)午後2時より
会場:逍遥展示空間 入場無料
アメリカとカナダの人びとに日本の少女マンガはどのように受け止められたのか―。北米各地9会場を巡回した「Shojo Manga! Girl Power!」展の企画者、徳雅美さんによる報告です。

○水野英子トークショー
3月1日(土)午後2時より
会場:逍遥展示空間 
入場無料 ※当日午前9時30分より整理券を配布します。
トキワ荘出身であり、多くの後輩少女マンガ家が憧れた水野英子。当日は水野先生がマンガを描きはじめたあの頃、そして少女マンガの「パワー!」についてお話をうかがいます。
☆サインのご希望にお応えします。※先生のご著書をお持ちの方に限ります。
○映画上映
3月20日(木・祝)
1)「天然コケッコー」午後1時30分より
 原作:くらもちふさこ、監督:山下敦弘、2007年作品
2)「櫻の園」午後4時より
 原作:吉田秋生、監督:中原俊、1990年作品
料金:(1作品):一般600円、大学・高校・65歳以上500円、小中学生・友の会会員400円
(詳しくは川崎市市民ミュージアムホームページをご覧ください)
○学芸員による展示解説
2/23(土)、3/9(日)、3/15(土)、3/22(土)
各日とも午後2時~ 展覧会観覧チケットが必要です

| | Comments (0) | TrackBack (1)

よしながふみさんのレシピ

よしながふみさんの「きのう何食べた?」を読んで、あんまり美味しそうなので、最初に出てきた舞茸と鮭の炊き込みご飯を昨日作ってみました。

いやー、もうめっちゃ簡単で旨い~~っ
とりあえずメモ書きます。

洗米した上に1合につき一切れの鮭を乗せる
洗った昆布一枚
舞茸をちぎっていれ(適宜)
ごぼうをささがきしていれ(適宜)
しょうゆ、酒をいれ、その分水減らして普通に炊く。
炊き上がったところで鮭を取り出し身をほぐし、昆布も刻んで、炒りゴマと一緒にもどして混ぜる。
出来上がり~。
うちは3人で2合のごはんなので、鮭は二切れ、しょうゆは大匙1.5杯、酒を1杯入れて作りましたが、味もちょうど良かった。

この本、ゲイのカップルが主人公なんだけども、43歳弁護士の筧さんが毎日作る食事が細やかに描かれていて、レシピ本としても有効な一冊。
品数が多くて栄養のバランス、味のバランスまで考えて、しかし手早く作れるものばかり。食材も安価。
前からよしなが作品に出てくる食事シーンはいつも旨そうだとは思っていたのだけど。「一限目はやる気の民法」なんかも特に作れそうなものが多いんだけど、今回の本のほうがより庶民的というか。
なんせ筧さんが節約家なのでw

で、筧さんが買い物するシーンで、特売って書いてあるけど底値が×円だからだまされないぞ、と心中呟いて買わなかったりするんですけど、あれ、うちの夫も同じなんですよねー。
よく使うものは底値がびっちり頭に入っていて、それより安い時には在庫あっても買い置きしたりするんです;凄いです。特売、広告などの文字にはだまされません。
一方で私は今でこそけっこうしっかりやっておりますが、夫がいなければ同居人の美容師・矢吹タイプです、たぶん。
コンビニでふらっと食べたくなったアイスとか買って帰っちゃう方です、基本的には…(今は主婦だからね、さすがにそういう無駄なことはやらないのだけど、、、性格はこっち、、、)そんで、めちゃくちゃ怒られるんだわ、、。
もし私らがゲイの夫婦で夫が主婦側だったら、ぜったいこんなカップル、と思いつつ読んでました;
子供いないからゲイじゃなくても将来への経済的不安は一緒だしね;;;

筧さんほどうちのはハンサムじゃないけど、自己管理に厳しいとこも似ている;

| | Comments (0) | TrackBack (0)

少女マンガパワー!展

川崎市民ミュージアムで来年2月から3月に開催される予定の「少女マンガパワー!」展のお知らせです。
現在アメリカで巡回中の日本の少女マンガを紹介する展示を、日本用にリニューアルして展示しようという企画、だそうです。アメリカ展の話は伺っていましたが、そうそう行けませんので、今回日本での展示には絶対に行こうと思っております。
展示予定は少女マンガの創成期を支えた、手塚治虫、わたなべまさこ、松本零士 (松本あきら) 、石ノ森章太郎、ちばてつや・・・という大御所から、萩尾望都、竹宮惠子、山岸凉子、さらには現在にいたるまでの主だった漫画家さん・・

ものすっごく楽しみにしてます^^

詳細情報が公開されたらまた書きます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

私設漫画図書館青虫

先週三連休の土日を使って福島の只見というところにある、私設漫画図書館「青虫」さんに行ってきました。
青虫さんのHPはここ↓
http://www16.plala.or.jp/aomusi-0064/

ミクシィの漫画仲間の人たちが企画してくれて、何もかも段取りしてくれました。
私の方は例年ちょうどオケの合宿がはいる時期なので参加は半ば諦めていたのだけど、オケ合宿が下旬に決まったため、一泊二日だけ参加させていただきました。(他のメンバーは二泊三日)

只見までは行きは東武線で。朝6時起床、夫が駅まで送ってくれて7時14分乗車。栃木回り・・・初めて乗った路線でした。途中から東京から来る人たちと同じ電車に乗って・・・とはいえ、同じ電車に乗ってるはずと思いつつ、秋の行楽で人が多かったので車両を回って集団を探すことはせず、まあ別に到着駅で合流できればいいか、と乗ったところで一人で本読んだり寝たりして着きました。会津田島駅に着いたところで東京組と無事に合流。
総勢8人でワゴンのタクシーに乗り(この手配も友人がつけてくれていた)、只見役場で降ろしてもらい、すぐ近くのお蕎麦屋さんで中華蕎麦など食べ、そこから徒歩で青虫さんに。

元は教会だったという白い建物。木造の居心地の良いスペースにぎっしりと膨大な量の漫画漫画漫画・・。貸し本時代の本から貴重なものがずらり、中でも稀少なものはガラスケースに。でも並んでいる本だって十分レアです;
量に圧倒され、いったい何をどこから読もう!と最初はともかく一巡~~うろうろうろ・・。
実は青虫行きのためにちくま文庫で復刻された米澤さんの『戦後少女マンガ史』を読んでいったので、その中に挙がっていた作家さんの名前を思い出しながらそこからあたってみたりしました。ちょびっと予習していってよかった;書かれていた内容を現物にあたって納得できたりして、やはり現物の力は大きいです。資料だけではできない納得があります。

中ではセルフでお茶が飲み放題・・静かに皆が黙々と読む中でたまに棚前で合流しては話に盛り上がったり、席に戻ってまたもくもくと読んだり、疲れるとお茶持ってきて飲んだり。あっという間の時間でした。
夕方に旅館の迎えの車がきて(これも手配済み;)旅館「湯ら里」へ。
夕食の後は女子部屋の和室で宴会。飲むより喋るって感じ。
漫画研究に関して濃い方たちに混ざるにはこんなに薄い私がいてもいいのかなーとは思いましたが、ともかくおしゃべりも非常に楽しかったです。

翌日は午前は古本の「たもかく」さんへ友人の車で。
http://tamokaku.com/2005/index.html
広いスペースの中に種別で建物が分かれています、なんとぜいたくな空間の使い方。本の分類はおおざっぱで、レア本がざくざくというわけにはいかなかったし、全部半額という値段の付け方なので、モノによっては高い。(ブクオフで100円で拾えるような本は買えない;)
他の方は文庫のレアモノがあったとかもろもろけっこう買っておられました。
お昼は十割蕎麦を食べに。美味しかったです。

その後、再び青虫さんに。読みたい本がありすぎますが、ともかくガツガツ読みました。時々かくっと眠気がきましたが;
館長の高野さんはほんとーに気さくないい方でした。どこもきちんときれいにされていて、そしてどこも何かセンスが良いというか、人柄がにじみでる温かい感じがしました。
運営は大変だと思うのだけど是非是非続けてほしい、そのために他の方にも足を運んでほしい場所ですv
特に秋がお薦めです。

私は二日目の4時でお別れ。
皆さんと別れ、友人に駅まで送ってもらって今度は只見線で。なんせ待ち合わせが途中長かったりして帰宅したら8時半;
駅まで夫が迎えに来てくれて、既に温めてくれていたカレーを軽く食べて夕食。なんでもいいから撮って来て見せててくれと言われていた動画を渡し・・下手だなーと言われつつも;只見の駅や車窓からの風景などは受けていました。

私は二日間でしたが、幹事役お二人の段取りのよさで非常にスムーズに楽しめて、一度お会いしたきりで普段はなかなか会えない方ともゆっくりお話できたし、こちらは一般人なのにマンガ業界の高いところにいらっしゃる皆さんとこんなになれなれしくお話していいのだろうか、と思いつつも皆さん気さくに話してくださるので親しくお話させていただけて、ホントに楽しかったです。

幹事役をやってくださったお二人にはあらためて感謝!
また行く機会があったら無理してでも参加したいです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

【あの漫画を今日は読もう】更新

主宰が激忙の中、萩尾さんへの愛!!で更新作業してくれました。
今回は萩尾作品16ページ短編のお薦めです。
作品セレクトは小西さんが全て振りましたw

http://www.toshonoie.net/


萩尾望都さんの新刊『山へ行く』発売応援企画です、読みにきてくださると嬉しいです。
感想は図書のBBSに是非お願いします^^

| | Comments (0) | TrackBack (0)

24のセンチメント

5人で共同運営している「図書の家」で、新企画を担当することになりました。
Webネームは天野章生の方で、扱うのはBL。
私の周辺の坂田ファンとか萩尾ファンの人はBLはちょっと苦手、という人も多いので、お薦めコミックといってもひっそり暗闇でほそぼそとやっていきたい、、という感じ。
最近はBLも市民権を得て、書店では平台に山積みになっているのだけど、私がマガジン・マガジンの『JUN』創刊を読んだのは中学3年の頃で、ホントにいけない雑誌を読んでいる、、という、その後ろめたさこそが味だった。
世の中には私よりたくさんBLを読んでいて鋭い分析や素敵な感想を挙げる方は山ほどいるのだけど、私は自分のその原点、後ろめたさを大事にしつつ、極私的な視点でやっていきたいと思っています。

ブログは主宰の小西と司書のmoyoさんが二人で素敵なのを設置してくれたので、感謝です。
興味のある向きは読みに来てくださると嬉しいです。
下記からどうぞ↓
http://www.toshonoie.net/

| | Comments (0) | TrackBack (0)

手塚治虫文化賞 マンガ大賞

受賞おめでとうございます!>山岸先生

もうあちこちで話題になっていますが、私もファンの一人として非常に喜んでおりますー、嬉しいーvv
思えば、去年は「舞姫」の展開にどきどきハラハラ、涙涙、、の日々でした。
こんなに続きを楽しみに読んだ作品、次はどうなるのかと発売日を待ち焦がれた連載は久しぶりです。
子供時代に夢中になって読んだ時のように。
年とともに、生活の多忙に追われ、コミック読みも積読が増えたりするようなそんな中で、子供時代のようにこんな風に読ませてもらえる作品に、今も出会えること。
そしてそれが、私が子供時代から好きな作家さんの現在の力作として出会えること。
往年のコミックファンとしては望外の喜びです。
山岸先生、ホントにいい作品をありがとうございますーー!!
今回の受賞は当然のことかと思います。
そして、今後もまた楽しみに読ませていただきます。
お体に気をつけて無理なく長く長くご活躍されることを祈っております。

受賞についての詳細は下記に
http://www.asahi.com/event/TKY200705090253.html

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ダースベーダー兜

が発売されてるんですね、びっくりですw
これって欲しい人は欲しいんじゃないでしょうか、どうでしょうか。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/09/news082.html

http://www.yoshitoku.co.jp/starwars.html

http://www.yoshitoku.co.jp/sw/index.html

吉徳、目の付け所が良いw

あと、「ヤッターマン」と「ガッチャマン」の実写映画化の話が出ているようですね。
どっちもけっこうハマったアニメ。。(私が一番アニメ見ていた頃のやつだ;)
ドロンジョ様役に某ハリウッド女優に声をかけたらやんわり断られたらしいw
でもドロンジョ様はセクシーでスタイルもいいし、できれば日本人じゃなくて向こうの人に、って気持ち分かるなあ。。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

竹宮惠子原画´展 さいたま市

さいたま市立漫画会館で開催中の竹宮惠子原画´展を「図書の家」の岸田と城野と3人で行ってきました。

http://www.city.saitama.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC020046&WIT_oid=saitama::Contents::49005

前日に時間と待ち合わせ場所だけメールですり合わせしただけで、ともかく東武野田線・大宮公園駅に11時にということで、はるばる出かけました。
朝はさほど早くないので、まあ通常通り起きて。
予想以上に小さい駅なので難なく待ち合わせ成功、時間通り3人揃ったのは良かったのだけど、そこからが珍道中。私は基本的に超方向音痴で、こうしたイベントの際、大概他の人任せでついて行く方。
それでも一応漫画会館のHPにあった簡単な地図だけ印刷していったものの、その地図を見ても全然分からず。
そんで、3人でわいわい話しながら行き当たりばったりで歩き出したのがいけなかった、徒歩5分程度とあるのに会場案内の看板もないし、どうもオカシイ;
行き着いたマクドのお姉さんにジュースを買いながら地図見せて聞いたところでは、改札と逆に歩かなければいけなかった;ということが判明。ともかくスタートまで戻らなくては;
そして戻るまでがまた一苦労。
お姉さんの説明は的確で、駅=スタート地点からの道は一発、ホントに徒歩5分なのに、その前に30分ほど散歩してしまいましたとさ。まっこと人生行き当たりの3人組でありましたw

イベントの会場になってる漫画会館はなんと市立です。近代漫画の先駆者「北沢楽天」という人の旧邸宅をそのまま美術館にしたというもの。周辺も静かで落ち着く場所でした。

http://www.city.saitama.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC020046&WIT_oid=saitama::Contents::49908

原画´展というのは原画を取り込んで印刷したものなのだけど、手をかけて原画の彩色からペンタッチから細やかに再現したものだそうで、原画をそのまま飾るリスクを減らしアーカイブとして保管していこうという....竹宮先生が推奨しているものです。実際その色合いやペンタッチの復元性は素晴らしく、原画を見るのと遜色ありません。
また今回の原画´展用に作成されたカタログが素晴らしいと聞いていたので購入。ざっと見てもこれは内容充実、素晴らしい!

さいたま市近郊の方、あまり混雑もなくゆっくり見られます。まだ11月26日まで開催されているようなので是非!

ちなみに私が印刷していったのは下記サイトの中で挙がっていた地図。

http://www.scvb.or.jp/data/manga.shtml#

正直この地図ではわかりませんー;もっとちゃんと調べて分かるような地図を見つけて印刷していけばよかった、、、っていうより、駅構内に地図はちゃんとあってそれを見たら一発だったということが帰路で判明;
負け惜しみでいえば、散歩としては3人でわいわい話しながらで楽しかったし、よしとしようw

大宮公園駅は改札が一つしかないのですが、漫画会館は改札のあるほうと逆側にあります。
まずは踏み切りを通って向こう側に渡ります。
踏み切りそば左手には東武ストア。少し先にお肉屋さんがある道を右に進むと左手に花屋。
その花屋さんのとこを入っていく細い道をまっすぐ行くと漫画会館が右手にあります。徒歩5分でOKですw

展示鑑賞のあとはすぐ大宮駅まで戻り、駅ビルのパスタ屋で昼食。
サラダとパスタとピザを3人でシェアしたものの、城野がパスタを早々と放棄したのでかなり食べすぎでした;
渡り蟹のパスタはやや味が濃かったものの、マルガリータとサラダは旨かったですv
大いなる欲望という名の洋食屋でしたw

昼食の後、少し書店が見たいという私の欲求で下の階の書店をふらふら。
それぞれ少し買って、また今度はカフェでお茶。あっという間に時間が過ぎ、私の帰路の電車時間がきたので散会。喋り倒して満足の一日でしたv

| | Comments (0) | TrackBack (0)

手塚治虫文化賞記念イベントマンガ未来世紀

先週の日曜日にはるばるでかけた手塚治虫文化賞イベントの話を遅ればせながら書きます。
レポートはあちこち挙がってるし、いずれ本でもまとまるそうなので、興味のある向きはそちらを楽しみに。
(AERA Mookとして「手塚治虫文化賞10周年記念 ニッポンのマンガ」1,100円 で朝日新聞社から出る予定)

イベントは9月10日日曜日有楽町の朝日ホールで行われました。午後1時10分~17時15分予定(といっても30分ほど延びました)
群馬の私や他に大阪や福島から上京という面子含む7人でまずは国際東京フォーラムの建物付近で待ち合わせ、それが午前10時半。
無事参加者と落ち合えまして、カフェテリアでまずはお茶を、11時に食事メニュー開始時間になったんでそれぞれ好きなものを再度頼み昼食。
その間友人の萩尾さんの関係のファイルを見せてもらったりしながらわいわいマンガ話。昼食終了後早めに会場に行ってみるかと移動。並んだ甲斐があって前の方に座ったものの、対談の萩尾先生の顔はあまり見えませんでした、残念。

第一部 いしかわじゅん×荒俣宏
自分達は前座だと言いつつ、「手塚賞の選考基準って毎回分からないままやってる」「最初は選考委員がたくさんいて純粋に投票だったけど最近は「談合(笑)」」。「××の時はうちの息子が好きなんだよ、だけで押した人がいたよね」などなどの選考の裏話など披露。
私はいしかわさんも荒俣さんもけっこう好きなので面白く聞いていました。
受賞作品の中で印象に残ってる作品の話などで、荒俣さんは「陰陽師」を絶賛し、最終巻の作者の解説は既に一つの研究書として価値があると。 でもスゴイとこに行ってるから殆どの読者は付いていけないでしょうね、などなど。(わーすみません、まだ11、12巻買ったまま読んでません~~;
もう一回最初から読み直さないと分からないと思ってそのままなんですーー;)

あと、荒俣さんの口から挙がった一つが、唐沢なをきさんの「版画男」。
こんなコストパフォーマンスの悪いマンガはない(全コマを版画)、凄くばかばかしいんだけど好き。自分はコストパフォーマンスが悪いマンガが好きなのかも、と。私も版画男を最初見たときは大うけしたので、もう大受けしながら客席で頷いておりました。
お二人の話はなかなか尽きなくて(一度まとめに入ろうとされたのにまたそこから話が広がったりしてw)時間ややオーバーしたとこで司会者の女性が無理やり終了、それもまた笑いを呼んでましたw
中で荒俣さんが言った「いしかわさんはもう今更(あなた自身の)絵の上手い下手はどうでもいいでしょ」っての受けたな~、ともかく笑いっぱなしでした。
休憩時間いしかわさんは招待席でサインしたり写真撮影に応じたりされていました、なかなかいい方です。私もしてもらえばよかったなw

第二部 しりあがり寿×西原理恵子 
八巻さんという編集の方が進行してお二方のお絵かき対決。
手塚さんのキャラを八巻さんが指定して、さあ描いてみてください、とその場でスケッチブックに描かせてそれをスライドで大写し。
もう二人ともヘタウマで大うけしました。
時々、事前に描いてもらってあったという浦沢直樹さんの上手い絵が比較で出されたり。
西原さんはエプロンコスプレだったんですが、肌がつやつやで顔はカワイイのに噂通り毒舌家でしたw

第三部 夏目房之介×萩尾望都×浦沢直樹
夏目さんの進行で手塚マンガの魅力をそれぞれが語ったり分析したり。萩尾さんが最初に手塚作品で特に印象に残ってるのは「新撰組」だったという話など(これは他でも何度か書かれてる話)。主人公が組織を裏切った親友を斬らねばならない役目をになって非常に苦悩する場面に衝撃を受けて、そこから自分の中で妄想が、、という話に、近くに座っていた女性が大うけしていました。

浦沢さんの15歳の時の絵というのが出てきたんですがこれがめちゃくちゃ上手くて、会場、をー!という感じ。
やっぱこの人の画力は昔からぬきんでていたんですね~。ともかく画力がスゴイし、手塚マンガへの思い入れ、熱弁もスゴカッタです。

夏目さんの話の中で漫画家さんの話を聞くときは絵を描かせながら聴くのが一番というのがあって、実際に今回も二人にいくつか描いてもらって話が進行していたんですが(萩尾先生が少女時代に真似して描いたという横山光輝の少女マンガの絵の特徴とかぱぱっと描かれて、これが水野先生これが横山さん、など説明されたりなど。。あのスケッチブック欲しい~~)
これはホントに同感でした。

坂田先生も、よくカットが描かれてるんですよね、文章の合間に。状況を説明したりするのに絵を描きたい方たちだからマンガ描かれてるわけで。
ただ、「そういう風にうまく進行できる人がなかなかいないんだ」との話。
竹宮さんみたいに話が上手い人もマンガ家の中にはいますけども、そうそううまく話せないマンガ家さんにスケッチブックをさっと渡してそれをカメラで映せたら、興味深い話が絵を通して聞けるだろうと思います。
生でそうした対談を聞きにいく甲斐もさらにUP。 TVでの座談会やインタビューなんかも是非そうした方法を取り入れて欲しいものですw

例として夏目さんはちばてつやさんに話を聞いた時を出して
「彼はさんざん”あしたのジョー”の話とか聞かれてるが、絵を見せてこの時どうだったか?と聞いても覚えてなかったことが実際に描かせたら、ああ、この時はこうだったと本人が思い出した、手が覚えてるんですよね」と。。。なるほどーと思いました。

夏目さんは自分だけが語るのではなくお二人の話も上手く引き出しながらで、ホントいい進行でした。
惜しむらくはスライドの調子が悪くてせっかく描いてもらっても絵にピントが合わなくて。解説するための本の絵もよく分からなかったり。多分普段あまり使わないからだんだん調子悪くなっちゃったんだろうな、最初はマシだったから。。

夏目さんと浦沢さんの絵の分析の視点はだいぶ違っていて、お二人の話はたまに噛合わないことがあったけど、それもまた興味深かったり。でも言いたい到達点みたいなのは多分そんなにずれていたわけじゃないとも思います。
最後、お二人に描かせたスケッチブックは自分が持ち帰ると夏目さんが宣言されていたのが非常に羨ましかったw

終了後は「図書の家」でもお世話になってる少女マンガ研究家のヤマダさんやご友人のプロの研究者さん達と宴席に参加。帰路が長く翌日が月曜で仕事ということもあって途中退席しましたが、間近で著名な方たちとちょっとだけでもお話できたりして。
まったくマンガな一日でマンガ友達にもたくさん会えてたくさん話せて楽しい一日でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

坂田さんの原画見てきました!

友人から情報を貰って、『だいすき DAISUKI 犬と猫展』行って来ました。
八王子に群馬から行くのになんと八高線というローカル線を使うと3時間半です。が、新幹線を使って乗り換えして行ったとしても3時間かかる。30分縮めるためのお金で二人分の交通費がかかるということで、じゃあ二人で八高線で、ということではるばる夫と出かけました。
おにぎり作って、麦茶持って、キャンディとか頂き物のラスクとかのおやつ持って気分はすっかり遠足です。

八高線はその名の通り高崎と八王子をつなぐ線なので、殆ど乗り換えは要りません。乗りっぱなしです。八王子に着いて創価大・美術館が終点のバスに乗り換えて駅からさらにバスで30分。ということで4時間かかりました。
電車バスの時間は全て夫が調べてプリントアウトしてくれてました;どこまでも人任せな私です。。。

いざ展示会場へ!
・・といっても展示にすごく期待をしていたわけではないです。基本的には坂田さんと山岸さんの原画が拝めればそれでよし!犬猫展は別に大したことないと思っていたので、まあまあ。。それにしてももうちっと数を集められなかったかなーとは思いました。

先に見に行っていた友人の情報の通り、「伊平次とわらわ」の第五話「骨(こつ」からの原画24枚とコミックスの表紙裏表紙のカラー原画。色の指定とか入ってるの~。
坂田さんの原画はキレイです、なんだか修正が殆どないようなすっきりした原画です。
それと館の関係者のコミックスなのか、サイン入りの本が一緒に飾ってあって、表紙の折り返しのとこに坂田さんのいつもの自画像と日付が入ってました。
(あれは個人所蔵だろうなあ~w)
あと、数は少なかったものの、山岸さんの原画がまた良くて。
印刷外のところに猫の落書きがしてあるんですよ~、邪魔してやるとかなんとか、飼い猫さんのカットですね、多分。すっごいレア。あれは欲しいv坂田さんの原画にはそういう落書きはなかったです、残念。

猫犬展自体は、まあそこそこだったんですが、ブリューゲル、ゴヤ、フジタなどから無理やり猫犬の出てくる絵を探して飾ってもありました。
そのまま常設の西洋絵画の展示も見たんですが、ターナーの海の絵、マネ、ミロ、ルノワールなどなど。
ターナーの絵やミロの絵と坂田さんの絵が一緒に見られる展示会というのもなかなか乙なもんだな、と思いました。

喫茶店も閉鎖していて館や周辺には食べるとこもなくて、図録の販売もないので、八王子の滞在は結局2時間弱;見終わってミュージアムショップでちょっと絵葉書とか買って。
バスに乗って(バスは創価大の関係で思ったよりは本数ありましたね)八王子駅まで戻り、駅でハンバーガーを二人で食べて(ベッカーズのつくねバーガー旨かったですv焼きたて~)
http://www.jefb.co.jp/beckers/
チェックしてあった八高線で帰路に着きました。
一日の大半を電車に乗っていた計算になります。
天気も良くて、遠足としてはまずまずの一日でしたv

| | Comments (0) | TrackBack (0)

坂田先生の原画が

八王子の富士美術館というところで、犬と猫をテーマにした展示会・イベントが開催されていて、その展示の中に坂田さんの原画もあるそうです。
見に行った方からの情報では、潮出版の「伊平次とわらわ」より原画がたくさん並んでいたとのこと。山岸さんの原画もあるようです。
開催期日が今月24日まで、月曜休館、期日残り少なくなってきました。興味のある方は今度の連休などに是非。
詳細は下記にて
http://www.fujibi.or.jp/exhibition/index.html

夏休み企画
だいすき DAISUKI 犬と猫展
【会期】
2006年7月22日(土)~9月24日(日)
【休館日】
毎週月曜日(但し9月18日は開館)
【開館時間】
午前10時~午後5時(午後4時30分受付終了)
毎週土曜日は夜間開館いたします。■午後8時まで(午後7時30分受付終了)
【入場料金】
大人800円/大高生500円/中小生200円

*坂田先生も山岸先生も潮出版からの依頼で原画を出されたのだろうと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

手塚治虫文化賞記念イベント

明日は下記のイベントに行きますー。
応募自体は締め切った後ですが、モニタによる会場中継もあるようですし、原画展示などもあるようなので、興味のある方は是非。
久々に都内に出て、大阪から来る友人も含めて数人で始まる前に昼食を一緒にとって、終わった後夕食を一緒に食べて日帰りする予定。朝早く出て、夜遅く帰ることになるのでちょっとハードですけど。
下記紹介文引用
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手塚治虫文化賞10周年記念イベント「マンガ未来世紀」 9月10日、有楽町朝日ホールで

 朝日新聞社が創設した手塚治虫文化賞が、今年10周年を迎えました。これを記念し、同賞受賞の人気マンガ家や選考委員による記念イベント「マンガ未来世紀」を9月10日(日)、有楽町朝日ホールで開催します。
 全体は3部構成で、手塚賞の歴史を振り返るとともに、マンガの魅力や可能性について語ります。第2部では即興の「画力対決」も実現。どうぞご期待下さい。(以下、敬称略)
第1部『極私的マンガ事情2006』荒俣宏×いしかわじゅん
 手塚治虫文化賞の選考委員を第1回から務める作家の荒俣宏さんとマンガ家のいしかわじゅんさん。マンガの個性的な読み手である二人がお気に入りのマンガや気になるマンガのあれこれを語り合います。
第2部『画力対決七番勝負 ~二人とも、ほんとに美大出身なんですか?』 しりあがり寿×西原理恵子
 シュールな切り口で現代を描くしりあがり寿さん(第5回マンガ優秀賞)と、抒情派にして無頼派の西原理恵子さん(第9回短編賞受賞)が登場します。お題は七つ。会場内のスクリーンに二人の即興作品が映写されます。

第3部、『手塚治虫から続く道 21世紀のマンガ家たち』萩尾望都×浦沢直樹×夏目房之介

 常に注目作を描き続ける萩尾望都さん(第1回マンガ優秀賞受賞、現・選考委員)と浦沢直樹さん(第3回マンガ大賞・第9回マンガ大賞受賞)、マンガ評論に新たな地平を切り開く夏目房之介さん(第3回特別賞受賞)の夢の顔合わせです。マンガの表現や可能性など、日頃聞く機会のないとっておきのトークが展開されます。

開催要項

◇日時 2006年9月10日(日) 13時00分~17時30分
◇会場 東京・有楽町朝日ホール(マリオン11階)
◇定員 700人 入場無料 (応募締め切り済)

◇お問い合わせ 朝日カルチャーセンター「手塚賞イベント係」(03・3344・1945)
◇主催 朝日新聞社
◇協力 手塚プロダクション
◇企画 朝日カルチャーセンター
◎手塚治虫文化賞10周年記念のイベントの一環として、朝日スクエア(有楽町マリオン内)で、手塚治虫先生コーナーや受賞者のサイン入りパネル、作品紹介コーナーなども計画中です。詳細が決まり次第、朝日新聞紙面、アサヒ・コム内で紹介する予定です。

http://www.asahi.com/event/TKY200607180359.html

| | Comments (0) | TrackBack (0)

志村貴子「放浪息子」

この土日は、なぜかワインの出てくるマンガを探して読んだりしたのだが、一方で積読だった志村貴子さんの『放浪息子1~4巻」を読んだ。
物語は女の子のように可愛くて中身も乙女の二鳥くんが主人公。彼はその外見通りに女の子の服を着てみたい男の子でもあった。その二鳥君が転校先で仲良くなった背の高いハンサムな女の子、高槻さんは逆に女の子である自分に違和感を感じ男の子になりたい子。二人は仲良くしてる内にお互いのそうした気持ちを知り、高槻さんは詰襟を、二鳥くんはセーラー服を着て、ちょっと遠い町に二人で出かけてみたりするようになる。
乙女の二鳥くんを応援し、女装も薦めるミステリアス美少女・千葉さん(クラスでは浮いている)も絡んで、思春期前の男の子女の子の微妙な学校生活を、優しい筆致で描いた作品。まだ続いている。
絵のタッチは『エマ』の森薫さんに似ている。掲載誌が同じだから相互影響もあるのかな。
柔らかくてシンプルで無駄がない絵、カラーも透明感のある水彩タッチでとてもいい。
前からこれも評判だった&例によって装丁がいい本なので気になっていたのだけど、こないだ全巻揃ってる書店があったので一気買い。そんで、この土日で読了~という次第~。面白かったし、続きが気になる^^
あと、西田東さんの「願いかなえたまえ」の3巻を読了。完結。
いやー、よくぞこうもってきました、という感じ。いいラストでした。途中の物語の背景というか、何がどうなってどうなるのかは分かりにくい部分もあるんですが、そういうことは別にどうでもいいかなーと。
ヤクザの親分(敵対する組だと思うが)のおやぢの描き方が非常に上手くて、この人は脂の乗った中年のおやじを描くのはホントに上手いなーと改めて感心。
主人公のお父さんの顔が最後まで出なかったし、お母さんの出演もなかったが(そもそも生きてるのかどうかも;)結局そういうこともどうでもいいことなのだ。ピアノを弾く主人公の弾いてる曲が何なのかも分からないしそういうこともどうでもいいのだ。ただ、主人公の一途な愛が、心がどこか壊れている深見の、人間味に沁みていく様子だけが真摯に伝わってきた、それだけでこの物語は十分名作だと思う。
いい話です、とても。

週明けから少しまた忙しくなるけど、がんばるんば(死語)>自分

| | Comments (0) | TrackBack (0)

図書の家 リニューアル

共同運営サイト「図書の家」がこの度リニューアルしました。
データが増えるに連れて迷宮のようになっていた旧サイトを見やすく整理。
さらに新企画として、テーマを決めてスタッフが好きなマンガ作品を紹介していくのを始めました。
月に2回更新していく予定です。
今月は「バラ」
私は花郁さんと青池さんから選びました。
良かったら足を運んでやってくださいー。

http://www.toshonoie.net/

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ちばてつや×竹宮惠子対談3

終盤、質問のコーナーでした。
最初は韓国から来たという男性。ちばさんの熱心な読者のようで非常に感激されていました。
質問:明日のジョーの髪型はどこでどのようにして生まれたのか?(韓国では「ハリケーンジョー」というタイトルらしいです。)
ちば:どうしてでしたかねえ。(髪型についての明確な答えはなし)
「あしたのジョー」の話をしばらくされました。
力石が非常に人気が出て、寺山修司さん達がお葬式をやってくれた、といった話など。

熱心な女性のちばファン
質問:「のたり松太郎」は最初からあのキャラだったか?
ちば:鋭いですねー。
しばらく「のたり松太郎」の話。

質問:「紫電改のタカ」はどうして「紫電改」だったのか?
ちば:当時戦機モノは非常に人気があった。でも自分は戦場に赴くパイロットがいかに悲惨かというのを描きたかった。零戦だとまだ日本が勝ってる時なので、もっと終戦近い悲惨な時期のパイロットを描きたくて紫電改にした。
重いテーマでアンケートももう一つだったし、編集にもなんとかしろと言われたりしたが、今こうして良い作品と言われると描いた甲斐があったと思う。

あともう一つ二つ質問があったと思いますが、大体こんな感じで。全体にちばさんのコアなファンの方が多く質問しておられ、質問もちば作品を熟知した上で突っ込んで聞かれる内容が多かったです。
それに対してのちばさんの応対がおおらかで非常に人柄の良さを感じさせるもので、作品をたくさん読んでいない私は返って、これはあれもこれも読まねば、と思った次第。
竹宮さんの進行は、非常にてきぱきと資料の出し方も手馴れたもので、分析をまとめるやり方もさすがでした。
デビュー前から恐らくは非常に意識的な作家さんだったのだな、ということがよく分かる今回の進行でした。

会場は満杯で立ち見も出ていましたし、非常にいい対談だったのではないでしょうか。
内容的には既に少女マンガ史を研究されてる方にはよくご存知の事ばかりという感じはありましたが、2時間という中でちば作品にスポットして切りこんでいかれたものでした。
「マンガ界明日はどっちだ!?」という意味では現在と今後の展望というのはなかなか続かない話題ではありましたが。

終了後ちばさんは快くサインに応じておられたので長蛇が出来ていました。
私達は既に予定が押していたので、諦めて移動。
残念。。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ちばてつや×竹宮惠子対談2

中盤のまとめ
竹宮:当時の少女マンガの作品は主人公がスタイル画風にポーズを決めているような現実感に乏しい絵が多かったが、ちば先生の作品は地に足の着いた絵、体重を感じる絵だった。
人の表情を細かく分割して映画のように表現したり(これも「リアル」の一つの手法)背景を細かく描きこんであったり。
自分はちばさんの作品からそうした「リアル」を学んだように思う。
子供が「あーいあーい」と泣いている、その表現はマンガっぽいけど嘘っぽくはない。

中盤から今度はちばさんの少女マンガ作品というところから離れて作品全般に触れられていきました。

竹宮:「あしたのジョー」が一試合で何週も続くというマンガの最初の作品だったと思う。
ちば:一ラウンドの何秒間くらいで一週分になってしまう内容の濃さがあった。
(ここからしばらく原作者・梶原一騎さんとの兼ね合いの話。)
ちば:1回分の原作を3回分くらいに分けて描いたり、原作の後半を使わなかったりして原作者が怒って、その内自宅まで来るという話などあったが、途中から徐々に自分が原作を大事にしているということが伝わって怒らなくなった。編集は間に立って苦労したと思う。

ちば:生活全般の中でマンガのことばかり考えていた。舗道で歩いているとコマ割を考えていたり、映画を見ると良いセリフをメモしたりなど。

竹宮:最近のマンガはリアルな絵でリアルじゃないことを描いていく。細かく長くなっている。余裕がなくてツライ。
手塚マンガを始め昔のマンガにはシリアスな中に息抜きのようなシーンがあった。先生もしんどい場面が続くとつい描いてしまうというようなことをおっしゃっていた。最近のマンガは昔あったそうしたのんびりしたところがない。死人がいっぱい出て、重い場面でもほっとさせる場面がうまく入るということがない。

リアルをマンガに持ち込んで得たものと失ったものは何か。
「リアル」から「超リアル」へ。
これからのマンガに欲しいものは何か?
「ジョー」は何を変えたか?

竹宮さんがテーマに沿ってこうしたことをちばさんに振りましたが、このあたりの話はちばさんが自分には分からない、今受けるものが分かれば苦労はしない、、みたいな話で続きませんでした。

終盤に入って。
ちばさんの作品からの話で満州引き上げの話。
ちばさんのご家族は満州に取り残されるような形だったので引き上げに非常に苦労したといった話。
対して竹宮さんのご家族は同じ満州引き上げでもまだ恵まれていたほうだったそうで、けっこう家族から話が聞けて、それを作品にまとめているといったお話が出ました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ちばてつや×竹宮惠子対談1

先日、京都まで行って来ました。
多分他でも対談の内容は挙がると思うのですが、一応自分なりにまとめてみます。

【開催日時】2006年6月17日土曜日午後2時40分~4時40分
【開催場所】精華大学黎明館
【テーマ】マンガ界の明日はどっちだ!?
http://www.kyoto-seika.ac.jp/assembly/2006/0617.html
【内容】
精華大学・マンガ学科で助教授として教えておられる竹宮さんの受け持ち学生さんにとっては振替の講義にもなっていたらしく、対談といっても基本的には竹宮さんの主導で行われました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<前振り>ちば:宇都宮で最近になって初めてマンガを教えるということを始めた。その際竹宮さんが書かれたマンガ教室といった本が数冊あるがそれが非常に役に立った。
竹宮:私達が描いていた頃というのがマンガは一番複雑だったと思う。そこで積み上げてきたものを教えられないかと思い本にした。私達はマンガの教科書とかない中でやってきたが、今では大学でマンガを教える時代になった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<本題>竹宮さんが用意した資料をスライドで見せながら。
ちばさんの絵が創生期の少女漫画の中でどのような存在であったか、他の少女漫画家とどのように違いどのような影響を与えたか等の解説を竹宮さんがされて、それに対して時々ちばさんが当時の状況を話される形でした。

構図:★俯瞰図としての家の中、玄関には家族の靴が家族の人数分並んでいる。家の間取り、関係性、生活感が一気に分かる絵。
当時の他の少女漫画はリアリティがあまりなかった。主人公は貧乏という設定なのに、綺麗な洋服を着て、とってつけたようにツギがあたってるような絵だった、それに対してちばさんの絵は非常に状況や設定が絵からよく分かるようになっていた。
★主人公にスポットしない。(葬儀の場面、全体が描かれ主人公だけがアップになったりしていない。リアリティ)
★群衆シーンのリアリティ(背景も細かく、床の間には碁盤が立てかけて置いてあり、料理まで細かい)
→ちば:当時の自分の経験からの絵。意識して描いた訳ではないが、つい細かく描き込んでしまっていた。
★足のバランス:当時の少女漫画はスタイルブックのように爪先立ちの少女がポーズを取るような絵が多かったが、ちばさんのは現実的で地に足が着いてる感じがした。
★決して翔ばない等身大のヒロイン
女優を目指す、スターを目指すという物語でも成功までの過程を描かれてもいきなりビッグになったりしない。
→ちば:一生懸命努力する姿に興味がありそこが描きたい。スターになった、ビッグになった後というのは興味がなく描けなかった。
★大人と子供の世界を分けた
大人世界の事情と子供の理解を分けた
お風呂に入りながら大人の男性が泣くシーンが印象に残っている。
★大きな目、かわいい女の子、艶髪
→ちば:自分としてはいっぱいいっぱいで描いた可愛い絵。他の少女漫画家の手法を参考にしたりもした。

ちばさんの作品から生活の場から分かることを惜しみなく描くこと(描く時間がかかっても語れるところは大きい)や、キャラクターの確立、初めての「リアル」を学んだように思う。
「シリアス」とは何かを教えてくれた。
ドラマは派手な動きの中にあるのではない。
などなど、竹宮さんがどのようにちばさんのマンガから影響を受けたか、かなりこまやかに分析されたものを資料とともに解説されました。
それに対してちばさんのコメントは、自分では意識してないけど、そうですかね、とおおらかな感じで会場で受けていました。

当時、少女漫画界にちばさんが入ったのは、まだ少女漫画家が少なく、それでいて徐々に少女漫画誌が増えていく時だったので、石ノ森さんや松本零士さんを始め男性作家や、自分のように若手が入っていく隙があったから、という説明でした。
自分は男兄弟の中で育ち、母親も男らしい性格だったので、女の子の気持ちが分からず苦労したし、「なかよし」とか買ってきて研究した、苦しかった、ということもおっしゃっていました。

長いので分けます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)